リアルとフェイクを並べて(後)

 我々役者が
 いくら宣材写真で



 盛りに盛った写真を
 用意したとしても、



 残念ながら
 利益とは直結しません。



 その間に
 オーディションという
 1クッションが入るからです。



 もちろん
 出来の良い宣材写真を
 用意致しますと、



 オーディションに呼ばれる
 機会が増える!



 これは確かです。



 しかし、

 そこからお芝居なり



 実際の印象なりで
 精査されてしまいます。




 以前オーディションで
 見知らぬ女優さんが
 お持ちの



 ブック、コンポジット(※)が
 チラッと見えたことがあります。



 (※モデルさんが持っている、
 写真集みたいなものです。



 過去の仕事などから
 ピックアップしたものをなど
 

 いろんなイメージの写真が
 あり、名刺がわりになります。)



 オーケストラに出られそうな
 デコルテ全開のドレスに



 がっちりメイク。



 スタジオで撮ったであろう、
 完全武装な写真でした。



 盛れてるなぁ。



 私、
 そのとき
 思ってしまったんです。



 いくらその写真を添えても…



 今からオーディションだから、
 実物を見せるんだよな…



 はて、どうなんだろう?



 つまり、
 リアルとフェイクを
 並べて見られてしまう訳です。



 なんと
 恐ろしいことでしょう。



 あれ?写真とずいぶん
 違うな…



 と思われても
 仕方がない訳です。



 実物を見せている時に
 フェイクを添える意味とは?



 私、考えました。



 おそらく、
 “可能性”の提示では
 ないでしょうか?



 自分の最高到達点



 私、プロですから
 ここまで行けます!



 化けられます!



 という振り幅を
 提示しているのでは
 ないでしょうか?!



 いかがですか?



 え〜
 最後になりますが、
 私の周りの女優さんたちは
 皆さん



 写真通り、いやむしろ
 実物の方が上だったりします。



 どこにフォローしてんだか
 よくわかりませんが(笑)



 若干の失礼を感じながら、



 先日思ったことを
 書いちゃいました。