リアルとフェイクを並べて(前)

 皆さんにこんな経験は
 ないでしょうか?



 レストランや居酒屋で
 メニューに載っている
 料理の写真を見て、



 あ、美味しそうだな♪



 と思って注文しました。



 ところが、
 実際に来た料理は
 ずいぶんと貧相だった…



 みたいなこと。



 今日は
 そんなお話です。



 以前私が
 新宿二丁目に飲みに行った
 ときのこと。



 偶然隣り合わせた女性と
 お話をしました。



 妖艶な雰囲気を
 身にまとったその女性は、



 夜のお仕事…と言いますか、



 平たく言いますと
 風俗でお勤めの方でした。



 その日
 仕事用のプロフィール写真
 (我々ですと、宣材写真)を
 撮ってきたと言うので



 拝見することに。



 んんっ!!?



 こ、これは…



 私、驚きました。



 写真の中で笑っているのは、



 20代前半の
 スタイル抜群の
 お嬢さんです。



 もちろん
 現実のその女性も
 おキレイなんですが、



 年の頃はどう見ても
 44、5才。



 写真とは
 全くの別人でした。



 「こちらはどなたですか?」

 「娘さんですか?」



 口には出せない私の
 心のスクリームを
 見透かすかのように



 『キレイに撮れてるでしょ?』
 と余裕の笑顔。



 …実にたくましい。



 あっぱれ女丈夫で
 あります。



 そして、
 確信犯でもあります。



 もし、
 写真の中の彼女に
 会おうとすれば、



 今横にいる、
 “こちらの彼女”が
 現れる訳です。



 その時に指名された殿方が
 どんな表情をするのか?



 その刹那。



 想像するだけで、
 同情を禁じ得ません。



 おいでイスタンブール



 恨まないのがルール



 夜だけのパラダイスと
 言ったところでしょうか?



 さ、
 ここで大事なことは



 フェイクとも取れる、
 盛られた写真が



 『利益と直結する』
 という点なんです。



 はい、



 例え実際に来た現物が
 カスタマーの思惑とは
 違ったものであっても、



 発注して
 現物が届いた時点で
 お金が発生しているのです。



 お料理しかり、
 お姉さんしかり。



 ということは、
 「写真の重要度」がべらぼうに
 高くなる訳でございます。



 さぁ、皆さん



 ここで
 我々役者の世界と
 比較してまいりましょう!



 (後半へ続く)



 
 

 
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