カナブンブン

カナブンってなんかいいですよね〜哀愁漂ってるところが。

身体には金属性の光沢を持ち、名前に「黄金」が入ってる。

子供が好きそうな条件は揃ってるんですけどね〜。

あまり注目を浴びない、何なら害虫扱いですよ。

うん、彼等はやっぱ出てくる時期を間違えてしまったんじゃないかな、

と思います。

既に夏にはカブト虫やクワガタという2大スターがいるわけですから、

彼の美しい輝きにも子供達は見向きもしません。

彼等の出番が夏でなければ、人生変わってたかも知れませんね。

土俵が違う部分もありますよね。甲虫類はパワーが売りですから。

それならば女の子に受けそうな美のステージへっていうのも

考えたと思うんですけど、そっちは蝶のグループで、仲間にも入れない。

こんなにスターの要素持ってるのにどうしたらええねんです。

「気付いて欲しい…認めて欲しい。」

彼等がしつこいくらいに窓ガラスに激突するのは、

そんなメッセージが込められてる気がします。

「知ってるよぉ!知ってるよ?別にガラスあるのはああぁー!ガン!」

そう、時には焚火の中にだって突撃してくれます。

「熱いのは知ってるよ?でも、でもおおぉぉー!!ボフ!」

それでも認めてもらえない。彼は死ぬ時にこう思うのです。

「お手上げだ」

なるほど、確かに彼等は死んだら何故か仰向けになり、

お手上げのポーズを取っています。

スターになってステージで唄いたかった…。

なるほど、道理で確かに彼等を間違って踏んでしまうと、

「カシュ」って妙な音が鳴るわけだ。(歌手ね)

そんな隠れたスターカナブンに、

私はスポットライトを当ててみようと思いました。