20世紀少年少女唱歌集

今日、『20世紀少年少女唱歌集』を観て来たよ。

椿組さんの作品。


凄く素晴らしい本で、この舞台を観るのは二回目やったの。


出演者が30人位出る作品なんやけど、やっぱこんなに出演者がいたら稽古が大変やけど、楽しいんやろうなぁ。


作品は、貧富の街の話で、経済格差の問題とかが背景に隠されている人情劇。


確かに人情劇な本ではあるんだけど、演出家の視点に疑問があった。


この本を描こうとするならば、人物達に生きることへのバイタリティがなければならない。
生きることへのストイックさも見当たらず、悲劇の貧民だという風にしか映らない。

そうじゃないと思うんだなぁ。この作品は。

一人だけ、詐欺師のような人物が現れるのだけど、彼の方がまともに見えた。


善と悪が全員から見えてこないと、こういう作品は問題定義が出来ないのだと思うのですよね。


弱者が可哀想という風に見えるという構図は、観客に感情を持たせることができるかもしれないけれど、テーマを考えさせる複雑な感覚を与えることができない。



3時間ほどある芝居やったけど、途中で展開が読めるし、観ていて受ける刺激が変わらなくなって、つまらないなぁとなってしまう。



いや、単純に娯楽作品としては素晴らしいできで、見ごたえのあるシーンは沢山あるんですよ。



僕が今書いてる事は作品を観てみないとわかんないですよね。


とにかく、演出ってのは、作品を楽しませるということももちろんそうなんですが、それだけに徹さずに作品世界を感じさせる、考えさせる、持って返ってもらう、という事を演出しなきゃいけないのだと思う。


本質ですね。


本の。



そういう意味で俳優への演出が違うような気がしたのでした。



でも、それは僕が演出するならの話。


演出家が違えば作品は変わる。


だから、この作品はこの作品でいいのだろうなぁと思う。


観て損はない。というか、観て欲しい作品であったことは確かです。


 
  • コメント(全5件)
  • スヌーピィー 
    7/19 09:15

    おはようございます

    今日も暑い
    調崩さないようにして下さいね


    そうですね、、問題提起される作品は、おもしろかったなぁ〜という一時の気持ちだけで終わらず、後々まで印象に残って、何度も繰り返し観たくなる。。そういう作品が多いような気がします

    演出家さんによって、同じ題材がテーマでも、全く違うものが生まれたり・・・・だから、読み手にもそれぞれに違う感性が生まれるのか
    奥が深いなと感じます。

    話は変わりますが、昨日、実家に帰り、アレックに行ってきたんです

    戸田さんが来られた時の様子が掲示されていました
    もいきたかった〜

    “ねこにみかん”ほんとに楽しみなんです☆




  • 月島 蛍. 
    7/19 13:44

    おはようございますヾ(´ω`=´ω`)ノ
    今日も暑いですね〜


    なんかすごいな…。

  • 戸田彬弘 
    7/26 02:22

    スヌーピィーさん
    アレックいってきたのですか??
    写真あったでしょ??w
    何か恥ずかしいですが・・
    また機会があると思います。是非会いに来てくださいね。
  • 戸田彬弘 
    7/26 02:22

    桜庭さ
    すごいかい?
    色々考えることが大事やから、若い時から考えなさいよ。
  • 月島 蛍. 
    7/26 17:53

    何を考えていいのやら…

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