ブラック・スワン(ネタバレ注意)

バレリーナの日常と

舞台裏を

ドキュメンタリータッチで

描いている様は

「レスラー」同様だ。



執拗な手持ち撮影も

やはり「レスラー」に似ている。



©2010 TWENTIETH CENTURY FOX





予告編でも

多々流れていた、

鱗のようなモノが

肌に浮き出るシーンや、

ジェフ・ゴールドブラム主演の

「ザ・フライ」のように、

背中からトゲトゲの

触覚の切れ端みたいなモノを

抜くシーンなどが

強烈に

印象的である。

これは

アロノフスキー監督が

編み出した

新感覚の手法と

評価しても良いのではないか?




物語中盤の

ドラッグ摂取から

ますます

幻視

(単純にこの言葉だけで割り切れないところが

やはりこの監督の新手法なんだと思うが)

が激しくなっていく様は

ズバリ、

ディビット・リンチ監督の

「マルホランド・ドライブ」だ!

と確信した。

主演のポートマンは

「ローズマリーの赤ちゃん」を

引き合いに出したり、

アロノフスキー監督は

「反撥」と「テナント/恐怖を借りた男」からの

影響を語っていたりしていたそうだが

(あくまでもWiki情報だが)

もう

これは誰が何と言おうと

「マルホランド・ドライブ」でしょう。


「シックス・センス」が

「ある日どこかで」で

「アンブレイカブル」が

「エンゼルハート」だったように。


そして、

怒濤のクライマックス!

何故か流血しながら、

断崖(セット)からの飛び降り。

それは

ある種の達成感と共に・・・。


やり遂げた、

成し遂げた、

全身全霊で打ち込んだ者だけが

感じ得る

感覚。

いつ死んでも悔いは無いという

プロ根性。

この作品を

「巨人の星」に例えるサイトもある。

正解でしょう。

「あしたのジョー」的感覚でもある。


そして

やはり

パンチさんがおっしゃったように

「レスラー」そのものだった・・・。



最後の最後、

ポートマン扮するニナは言った。

「I'm ・・・チョメチョメ(これは劇場でお確かめ下さい、)」

もう、

涙ドバー!!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。である。



その時に

「良くやったっ!!!」

と駆け寄る

ヴァンサン・カッセル(「クリムゾン・リバー」で良い味出してた)

扮するルロワ監督は

まるで丹下段平なのである。

あ、

やっぱり

「あしたのジョー」かな?これは。


燃えたよ・・・

真っ白に・・・

燃え尽きた・・・

真っ白な灰に・・・