フィナーレの序曲

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ついに終わる。。。

そんな空気が劇場に満ち始めてます。

はい。曽世海司です。

稽古をして、本番を迎えて、日々を過ごす。
いつも通りの行程を辿っているはずなのに、何か少し、特別なものが去っていくような感覚。

遠くカナダの、何十年も前の出来事を描いた作品なのに、やはり『LILIES』は僕たちの心を捕らえて離しません。

熱量が、ハンパない。

厳格なカソリックの世界で、苦悩する魂。
現代日本で、しかも演劇の中でそこを描くには莫大な熱情を必要とします。
シモンやヴァリエが心に抱えていたであろう炎を凌駕するくらいのエネルギー。

それは舞台の中に充満し、お客様に伝わり、それこそ倍返しで舞台の僕らに戻ってくる。
それが何度も繰り返されるうちに、物語は必然、ハンパない熱量を抱えてクライマックスへと激走してゆく。

やればやるほど、凄まじい作品だと思わされます。
そして「実にスタジオライフらしい作品」と沢山の方々に言って頂けます。

やはり、特別な作品。
新美術、新演出、そして新キャストも相まって、今回はさらに特別感が増したかもしれませんね。

僕自身、揺さぶられるビロドー司教と、揺さぶる側のリディアンヌという二つの境地を同時期に楽しめたこと、実に贅沢な時間でした。
この違い、ホント皆さんにも味わって頂きたい。
「えーーー!こんなに違うのっ!!」ってビックリしちゃいますよ。

セバスとマルケに跨がり、沢山の人たちと時間を共有できて、はい、とても幸せでした。

そして。
残りわずかなステージに、それぞれ向かいます。
久保くんは、一足先にラストを迎えました。
またひとつ、またひとつと、終わってゆく日々が始まります。

僕ら皆、己が炎でこの『LILIES』を焼き尽くす勢いで、最後の一瞬まで生き抜きます

どうぞ、その姿を思い描いて頂いたり、目撃なさったりして下さい!


写真は、開演前の客席を撮ったら素敵な逆光だったので、セバスの人々を写してみました。