フサロー代理で米軍パーティー超VIPテーブルで・・・

秋をすっ飛ばしていきなり寒くなったので、昨日やっと衣替えをした。

懐かしい洋服を引っ張り出しながら、クローゼットの奥のお気に入りの真っ赤なイブニングドレスと久々にご対面した。

「殿中でござる!」くらい、すそが長ぁ〜いドレスで、正直なかなかカッコ良い、はずだったのだが、実は傷モノになってしまった。と言うのも・・・

以前、沖縄で行われた在日米軍のクリスマスパーティーに招待された。フサロー君の代理と言うこともあり、ド真ん中の超VIP用のテーブルで、左は自衛隊の偉い人、右はアメリカ人で昔から付き合いのある、やっぱり偉い人、フランク、の真ん中が私の席だ。

この日私は鏡割り、そして軍人さんの表彰式でメダルを手渡しするをするという大役を頼まれていた。

縁もたけなわ、司会の方が次々とVIPを紹介する場面、私の番が来た。

「今日はミスター・フサロー・セキグチの代理でミス・ユカリ・セキグチが東京から来てくださいました!」パチパチパチ。私は席を立って一礼する。

全てのVIPの紹介が終わってから全員で壇上へ上がるというシナリオだった。ところが、だ。

一礼して座ろうと思ったとたん、会場にいた全員がまだ私の方を向いて拍手を送っている中、「ドターン!」私は見事にひっくり返った。座ろうとしたのにいすがない!後ろに大転倒した私はの目には自分の両足がドレスの先からニョキっと天井に向かって伸びている光景が写った。

なんでこうなるねん!!

なんと、隣のフランクは、私が席を立って挨拶をしたらそのまま壇上へ上がると思い、親切なアメリカン・ジェントルマン宜しく、私が出やすいようにイスを引いてくれていたのだ。

ぶっちゃけ誰もが大爆笑したいのに笑うに笑えないビミョーな空気の中、私は壇上に呼ばれ、粛々と鏡割りと表彰式を終えて、あまりの恥ずかしさに早々にパーティー会場から逃げ出した。

ホテルに戻り、東京から付き合ってもらった仲間とバーで「やってらんねぇ!ギャハハハハ!」と大口開けてバカ笑いをしながらガバガバ飲んでいた。しばらくするとどこかから何かが燃えているにおいがするではないか。

「ねえ、何か燃えてるよねえ?」とキョロキョロあたりを見回す。

すると、「殿中でござる」の私の長い長いドレスのすその先の方から煙が上がっているではないか!どっかの席の大バカ野郎が、私のドレスのすそにタバコの灰を落としたせいでドレスがメラメラと燃えていた。

「ギャーっつ!水っ、水ぅ〜!」

仲間の一人がコップの水をぶっ掛けて火はおさまった。


・・・・・ってなアホな旅もあったよな・・・・

しばらく着ることのない赤いドレスを再びクローゼットの奥にしまい、一人思い出し笑いする私であった。

(ちなみにこの写真はフランクじゃなくて別の友達ざんす)