『saigoノba nsan』千秋楽。ありがとうございました。

  • 崎本大海 公式ブログ/『saigoノba nsan』千秋楽。ありがとうございました。 画像1
  • 崎本大海 公式ブログ/『saigoノba nsan』千秋楽。ありがとうございました。 画像2
  • 崎本大海 公式ブログ/『saigoノba nsan』千秋楽。ありがとうございました。 画像3




舞台『saigoノbansan』無事に千秋楽を迎えることが出来ました。
ご来場、応援くださった皆様、ありがとうございました。

初めにこの話を頂いた時、正直言って少しは迷いましたが、いまでは、この役と出会えて良かったと心から感じています。

トラウマや恐怖に支配され、大事なものを見失い傷つけてしまった男だったけれど、
周りの人たちの不器用ながら素朴な優しさ、想いにふれて背中を押され、一歩を踏み出す。
愛する妻の深い愛、それでも共に居たいという言葉に救われ、また、儚い姿に心を動かされ、もう一度大切なものを取り戻していく。。。

とても難しく、葛藤する役でしたが、必ずやってのけようと思いました。
自分なりに、こうでありたい、こう演じたいという思いをたくさん抱えて稽古に臨みました。
この役を主演として演じるという事に、これまでの自分を全部ぶつけてやろうと思いました。

顔合わせの挨拶で言いました。
観に来てくれたお客さんが、この舞台を観て心から良かったと思える、
そして僕らが、この舞台をやって良かったと心から思える舞台にしましょう!と。
そのために出来ることを何でもやるつもりでした。

まずは誰よりも台本を読み、誰よりもお芝居のことを考えなきゃいけない!!
殺陣にかんしても、誰よりも努力する存在じゃなきゃいけない!
なんて
僕はほんと不器用なので、座を引っ張ろうと肩に力が入ってガチガチになっていたと思います。
自分自身でもこれでいいのかと疑問を感じながらも、スピードを緩めるわけにはいかず、つねに突っ走っていました。

弱い姿は見せちゃいけない!
コイツが主演でテンションあがんねーとか笑、思わせたらダメだし。
しかし一方で、なんだコイツと思った方が意地で頑張ったりもするのかなー、とか。
時には強い言葉を投げる時もあったかもしれないけど、それが作品のプラスになるかも知れないなら、アリかなとか。
でも言いすぎたかな、とか笑

もうホントごちゃごちゃかんがえながら。
悪いクセですよね。

でもねー、観てると判るんですよ。
あ、ここの芝居変えたんだなー、こっちの方が全然ステキだな。とか
この前教えた殺陣のシーン、その日のうちには出来てなかったけど、だんだん良くなってきたな、とか。

そうしていくうちに、自分が引っ張るというより、皆んなに一杯支えられて、背中押されてるなと実感するようになって。

ガチガチに気張ってた俺、ばか!
みんな、ほんと感謝!!
よし、俺もっと頑張ろう!!!

とか思って余計に燃えちゃって、結局はまたがんばっちゃうんだけど。笑
それでも皆んなが暖かく受け止めてくれてるのが少しずつ感じられて若干心は楽になっていった気はします。
勘違いでなければ。笑

いやしかし、本当に暖かいカンパニーだったなー。
殺陣の経験がないメンバーも居たから一から始めなきゃだったけど、経験者が率先して稽古に付き合ってあげてたし、それで後輩たちも一生懸命練習して、少しずつ成果が現れてきて。
それを見ると幸せな気持ちになるし、逆に、一度できてた事を失敗すると、怒りたくもなるし。
なんか愛しいなーって。笑

お芝居も、難易度の高いシーンも少なくなかったけれど、そこで互いに思う事を話し合ったり、他の人に意見を求めてみたり。
みんなで集まって、良いもの作っていこう、、、!!
っていうのがすごく感じられて。

いつも思ってるんです。
お芝居って自分のためにするんじゃなく、舞台の上にいる相手のためにやってあげると良いって。
相手が投げてくれたお芝居を受け取って、また次のお芝居を返していく。
ひとつひとつがキャッチボールのように、手渡していく気持ちが繋がってパワーになっていく。
それと同じように、共演者の姿から、お芝居していない時間にも、本当にたくさんのパワーをもらえたような気がしています。

妻のココ役の近野、トラウマの元凶である獅子野役の徹士を始めとして、共演者の皆んなが
360°見渡して、本当に全員が、きちんと役として舞台の上に生きていて。
目を見れば色んなものが伝わってきて。
つくづくお芝居って、一人では出来ないなと。
そして、本当にこのメンバーで良かったなと。
そう、感じながら舞台に立っていました。

地球、最後の日を間近に迎えながら、それでも一生懸命それぞれのカタチで、今を精一杯に生きる修道院の皆んなの姿が
獅子野一派としてある種無秩序に見えながらも、役者として役として、命がけで舞台上で生き生きと表現する姿が
日に日に眩しくて美しく見えてきて。

見ているだけで、聴いているだけでおれ常に泣きそうだったことは、今だから言える秘密です。笑

しかし本番も重ねるにつれ、本当に辛かったですねー。。笑
身体も酷使してたし、毎回精神をぐちゃぐちゃにかき回すし。
そんな中、あんまし弱いところは見せたくないとか気を張っちゃうクセもあるし。笑
多分みんなそうだったろうけど、役者ってやればやるほど前回を超えたいって思っちゃうから、毎回全力以上で挑んじゃって。
それでも絶対に折れずに立ち向かっていけたことは自信になった部分もあるけど、
身体が痛いだのうんぬんは、一切何の自慢になる事でもないから、もっともっと体力をつけないとって感じました。
足りなさ過ぎる。
やりたい事に自分が追いつかない悔しさは、もう懲り懲りだと思ってずっと過ごしてきたけど、まだまだだな、。
しかしこれをバネにもう一度自分を引き締め直して行こう。

さて話は戻して、
今回は本気120%で気張っていった分、演出家の笠原さんには色々と迷惑かけることも多かったと思います。
生意気なことも言っただろうし、。
それでも意見を聞いてくれて、うまく受け流してくれて、
そして、最終的なお芝居の目的地まで、うまく導いてくれて。。。
本当に感謝です。

また照明、音響、舞台監督さんとか演出部に制作、そのたスタッフの皆さんも、たくさんパワーをくれました。
役者はね、ある意味では素材だと思うんです。
本当に素敵な舞台に仕上げてくれたのは紛れもなく皆さんだと思ってます。
ただ、愛をもって調理してくれれば我々素材は自分の旨みをどんどん引き出して美味しくなるんです。
ぼくは、皆さんの愛情をビシビシ感じながら舞台に立っていました!!

僕ね、打ち上げの挨拶で何を言おうかとか、考えたんすけど、こう言いました。

あれが良かったとか、これに感謝してますとか、色々ありすぎて言えないほどあるけど、
この仕事してる以上はコレだけだと思うんですよね。
『また、是非、一緒に仕事をしましょう!よろしくお願いします!』
ありがとうございました!!!



ーこれに尽きると思ってます。
舞台はDVDにはなるかも知れないけど、やはり千秋楽を迎えて終わってしまえばもう戻って来ないもの。
舞台に限らず、仕事って意外とそういうものだと思っています。
それだからこそ、また次に繋げていきたいと思える事にこそ意味があると思うんです

だからきっと。
この『saigoノbansan』が最後にならないように
このカンパニーとまた再会できる日を楽しみに待ちながら、今日からも一生懸命過ごして生きたいと思います。

皆さんも、ぜひ楽しみにしていてください。
それでは、今回はこの辺で。
長い文章読んでくれてありがとうございます。

そして改めて、ご来場、応援くださった皆さん、ありがとうございましたm(_ _)m


iPhoneから送信

舞台『saigo ノbansan』もうすぐ



舞台『saigoノbansan』稽古オールアップしました。
本番まで残りわずか。
もう稽古は終わったので、やれる事はやりきったわけですが、まだまだ考えて、、最後まで苦しみきって、この公演を終えるような気がしています。
今まで自分が経験してきた役柄のなかでも、これほど苦しく辛い感情を持った事は無いと思います。
だからこそ、最後まで、この役と苦しみぬいて千秋楽を迎えたいと思っているのです

失敗、挫折、過ち
それは誰にでも起こりうること。
そこから這い上がる強さ、立ち上がる勇気。
それは決して一人で持てるものではなく、大切な誰かの存在が与えてくれるもの。
どんな人間でも誰かを想うことで強くなれる、その生き様を、この役を通して自分のまるごと使って表現してやるつもりです。

誰かが誰かを思いやる心。
どんな時でも、精一杯生きる姿。
そんな大切なメッセージを、感じてもらえるお芝居を、皆さんにお届けできたら良いなと思っています。

あらためてご案内。

劇団TEAM-ODAC第20回本公演
『saigoノbansan(2016)』
【脚本・演出】笠原哲平
http://teamodac.net/news/?p=1135

【劇場】全労済ホール/スペース・ゼロ
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-12-10 全労済会館1階
http://www.spacezero.co.jp/

【日程】2016年3月16日(水)〜20日(日)≪全7ステージ≫
3月16日(水)19時〜
3月17日(木)14時〜/19時〜
3月18日(金)19時〜
3月19日(土)14時〜/19時〜
3月20日(日)14時〜

【出演】
崎本大海

近野成美
西原健太(TEAM-ODAC)

前田亜美(AKB48)
中塚智実
若林倫香
軽辺るか(東京CLEAR’S)

堂本翔平(TEAM-ODAC)
田口涼
山本学
松島勇之介(10神アクター)

別所ユージ

中太花梨(TEAM-ODAC)
星乃まおり
関谷樹愛瑠(ジュネス☆プリンセス)
松本唯(TEAM-ODAC)
佐々木雄治(TEAM-ODAC)

三上龍馬(劇団番町ボーイズ☆)
片山徳人
塩野圭
高本学(劇団番町ボーイズ☆候補生)
菊池修司(劇団番町ボーイズ☆候補生)
千綿勇平(劇団番町ボーイズ☆候補生)

稲垣成弥
榊原徹士

明星真由美


宜しくお願いしますm(_ _)m
iPhoneから送信

劇団TEAM−ODAC『saigoノbansan』出演しますB


2016年3月に、舞台に出演することが決定しました。
劇団TEAM−ODACさんの第20回本公演『saigoノbansan』
過去に行われた公演の再演です。

気合い入れていきます。
今回も、死にものぐるいで頑張りますので、ぜひたくさんの方に劇場に足を運んで頂きたいと願っています。

http://www.teamodac.net/


【劇場】全労済ホール/スペース・ゼロ

〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-12-10 全労済会館

http://www.spacezero.co.jp/

【日程】2016年3月16日(水)〜20日(日)≪全7ステージ≫

舞台の主演というのは本当に大きなこと。
みんなに頼られるような存在でいたいとか、たくさん目配りが出来るようにしたいたか、色々あるけれど。。
かっこよくなくても、一緒に作品を作る人達に恥じないよう、全力で駆け抜けていく事だけは誓いたいと思います。

どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m

お知らせ。


皆さまへ。

今年、身内に不幸がありましたので、
年末年始のご挨拶を、遠慮致します。

皆さまから受けたご恩に感謝すると共に、来年も変わらずによろしくお付き合い下さるよう、お願い申し上げます。

これから寒くなっていきますので、皆さま、お身体壊さぬようにお気をつけ下さい。

崎本大海

『ANNIE』公演終えての感想

ミュージカル『ANNIE』地方公演おえて、全公演終了しました!!
応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

今回は、ミュージカルに初出演ということや、役柄と自分のギャップなど、不安要素がたくさんある中で、このルースターという役にチャレンジさせて貰いました。

ルースター。
世の中に対する苛立ち、軽はずみな悪事に手を染める軽率さ、人を騙す巧妙さ、得体の知れない自信、異性を惹きつける魅力、自分の利益ためには他人を犠牲にすることも厭わない卑劣さ。
そのすべてに。
自分に足りない部分を埋めなければ、演じきることの出来ない役でした。
初めは引き受ける自信がなく、断ろうとすら思っていました。

そんな時に、まわりにいる人間、大事な先輩、憧れの人たちがかけてくれた言葉、見せてくれた背中が教えてくれた事が沢山あり、
そのお陰でこういう風に考えられる様になりました。

「出来る事をやるのは簡単で、出来ない事をやれる様になる事に価値がある」
そして、
「絶対に成し遂げようと思って挑んで、、それでも叶わなかったとして、それはゼロじゃなくて、前に一歩、後ろに一歩で、それはプラス二歩なんだ」

そんなポジティブさを何処かに置き忘れてしまった自分に気付きました。

自分を信じる「勇気」
何があっても成し遂げるという「覚悟」
自分を信じて信じて、絶対にこの役をモノにしてやろう、そう決心しました。

しかしそうは言っても、実際に芝居を作っていく事、演じる事は容易くありませんでした。
自分のやりたい演技ができない、思うように心と身体がマッチしない。
正直、本番が始まってからも自分の演技に満足できているとは言い切れない状態でした。
悔しくて苦しくてたまらなく、何度も挫折しそうになり、逃げ出したくなり、自分の中に閉じこもりそうになりました。
誰かに文句を言われてる訳でもないし、演出から怒られることもないし、漫然と日々の公演をこなしてれば終わりは訪れるし。
そんな逃げ道が頭に浮かび、その誘惑に負けまいと自分の尻に鞭を打って舞台へ向かう、という繰り返し
そんな僕を見守り、支え、アドバイスをくれ、時に叱ってくれ、最後まで味方でいてくれたのが、カンパニーの皆んなでした。

ある共演者の先輩に言われました。
「座組の看板になる役者はね、個室の楽屋をもらうだろ。でもそれは偉いから貰ってるんじゃないんだよ。それだけの責任を背負っているからなんだよ。その責任は重いし、辛いんだよ。だけどそれと、戦うんだよ、負けないように、じっと、自分と戦うんだよ。そうして板の上に立つのが、座組の看板を背負う役者の仕事なんだよ。」

自分の甘さを見透かされたのだと気付き、先輩の大きさを思い知りました。

開演前や終演後、起きてから寝るまでずっと心や身体にルースターを纏いつづけて過ごす様に心がけました。
話していても、笑っていても、自分であって自分ではない誰かがちゃんと心の何処かに存在しているように。
糸をピンと張った状態、緩め過ぎるとたるむ、引っ張りすぎると切れる。
そんなイメージの精神状態を意識しました。

「いつも通りやれば大丈夫」とは一度も考えませんでした。
もちろん、作り上げた芝居をきちんと舞台上で再現していくことは大事だし、舞い上がった時に自分に言い聞かせるためには意味の無い言葉だとは思いません。
そういう意味でなく
逆に「いつでも何か普段と違う事をやるかもしれないぜ?」という気持ちを心の何処か片隅に持つようにしてました。
気取った言い方すれば、懐に仕込んだナイフの様なもの?笑
特に何か仕掛けるというワケではなく、ただ予定調和ではない緊張感を持っていたかったからです。

ある公演の途中、easy streetを歌って袖にはけて楽屋に戻ってから、気持ちが昂ぶってどうにも収まらず、涙が溢れた事がありました。
とにかくその場は堪えましたけど、なんだったんだろーなと今でも不思議に思います
easy streetは、うまい儲け話を思い付いて浮かれて踊る曲なのに、何で。
緊張、興奮、何が理由だったかはっきり分かりません。
ただ、全部の中で一番集中できていたのが、その回だった様な感じがするんですよね

当然、うまくいく時ばっかりじゃないし、失敗も多くてブレブレな部分もありました
ただ、もっと言えば自分でできた感がある時が良いかと言われると、違うと言われる事もあるので、それは何とも言えないんですけど
どんなお客さんにも同じクオリティのものを観せられないとダメだとは十分思ってるので
きちんと自分をコントロールした上で、その時の100%を出し切る事を心がけ続けたいなと思いました。
どんなお芝居でも、その舞台の上で「生きる」ことが、役者の仕事だと思っているの
ルースターの生き様を舞台の上で全力で表現すること
崎本大海の役者としての生き様を全力でぶつける事
それだけは絶対に心に決めて、どんな時でも噛み締めながら毎日を過ごせたと思ってます。
もちろん課題は残るものの、今までの役者人生では無かった壁にぶつかり、今までの100%以上の力でぶつかっていけた事。
それは、何よりの経験であり財産であり、何より大きな自信になったと思っています

『ANNIE』2015年。
出演できて本当に幸せでした、感謝しています。

さてここまで色々、自分勝手に語ってしまいましたが
ちゃんと最後まで読んでくれていますか?笑
読者の皆さんにも伝えたい、知って欲しいという気持ちと、
自分にとってもすごく大きな出来事だったし、今の気持ちを残しておきたいという気持ちで、ここまで書き綴ってきました。
と言ってるうちに余りにも時間がかかり過ぎて、、、千秋楽から一月以上経っちゃいました。苦笑
書いては読んで書き直して、の繰り返し。
ただその時その時で気分もあるし、きっと明日読んだらまた直したいって思うのかな、と思ったら
こうやってフラフラしてる暇があったら出しちゃおう!と急に吹っ切れました。笑

公演中に29歳の誕生日を迎えました。
これから先また色んな仕事をしていくと思いますが、応援してくれる皆さんの気持ちに、本当の意味で応えたい。
上っ面や薄っぺらじゃなく、かと言って、ワガママや自分本意でもない。
作り手側の僕と、受け取り手の皆さんとの間に、一生の思い出になる様な、かけがえの無い一瞬が生まれるようなお芝居をやる。
そんな役者になれる様に。
命懸けでいきますので。

どうか今後とも
崎本大海を宜しくお願いします。

ありがとうございました。


iPhoneから送信