吉田修一

文庫本になってから原作には手をつけました。

ボクも九州出身なので、1ページ目からぐいぐいと惹き付けられました。

世間では罪とされてる事の裏には誰も責めようの無い事実が隠れているものです。

悪は繋がり、広がって行く。

主人公を取り囲む周りの人間の方が“悪”なのではないだろうか。


猟奇的でもなく

快楽の為でもない殺人。

許される行為では無いけれども、どうみても彼は悪人には見えない。


むしろ純粋過ぎて、この世界が生き辛いように写りました。



いつも紙一重な事ばかり。善と悪、生と死。


そんな綱渡りの様な毎日は、儚くも美しい。
そんあ事を考えさせてくれました。


明日。明後日にシングルマンをみにいく予定。トムフォードの初監督作品。観ないわけにはいきません。