北朝鮮に行きたい。

  • 鬼塚忠 公式ブログ/北朝鮮に行きたい。 画像1
  最近の私の研究テーマは祖母。94歳になる祖母からここ数年、どんな人生を歩んだか聞いてきた。記録するため、インタビューに収めたDVDはもう5本になった。しかしなんせ94歳。90を超えたころからじゃっかんの痴呆が入り、話の辻褄が合ったり合わなかったり。母の証言と照らし合わせてみたりする。しかし祖母は戦争のころのことは母にも話さなかったようで、母も知らない事実がいくつも出てくる。
 私の母方の祖父祖母ともに鹿児島生まれ。鹿児島育ち。しかし1940年くらいから外地に働きに出た。外地では給料が倍になったという。その外地が祖母の証言ではよくわからなかったが、話から推測すると、北朝鮮の元山だった可能性が極めて高い。そこで終戦を迎えて引き揚げたそうだ。興味を持ち、飛んで行きたいが、今の政治情勢から決して行けない。
 思いをはせ、情報を集めるのだが、ないと思っていた情報が結構あったの...だ。そのころを懐かしむ元山に住んでいた日本人のコミュニティがネットの中で存在していて、その頃のことをたっぷり書いてある。おそらく書きこんでいる人たちは生きていれば現在80歳くらいだろう。よく記録を残してくれたと思う。
 内容は、太平洋戦争が始まる前の街の様子。終戦後ロシア兵が侵攻してきた時の様子。決死の覚悟で38度線を歩いて越えた様子。などなど。その話がだんだんと祖母の虫食い的な断片の話を補完してきた。ネットというのはどれだけいいものなのかと思った。
 祖母の青春の様子と、苦労した様子が私の脳裏でいきいきと動いている。これは世に残すべきだろうと考えている。
 写真はウィキから借りた、戦前の元山の様子。
 祖母がこのなかで生活していたのだ。続きを読む