「自分の中に毒を持て」岡本太郎著。痛快だった。

  • 鬼塚忠 公式ブログ/「自分の中に毒を持て」岡本太郎著。痛快だった。 画像1
 今売れている。それがとてもわかる。本文にはこんな熱いエッセージがちりばめられていた。
 結婚するな、愛が冷めたら、次の女性を見つけ、同棲し、しかし決して籍は入れるな。社会の秩序、そんなものはぶち壊せ。人から好かれるな。人から好かれる奴はダメになる。人がなんと思おうと構わない。生きたいように生きよ。死ぬまで燃え続けよ。
 今の風潮とまったく逆の流れだ。今の風潮とは、去年末の「今年の漢字」でしめされた「絆」を大切にしながら生きよという風潮だ。去年の震災以降、社会が絆とか、命の大切さとか、とかく道徳的になれという雰囲気になった。もちろんそれは正論だけど、どこかで反動を求めていたのだろう。
 しかし時代の流れに反することを言える人がいない。言ったところで根拠がないので説得力がない。そこでもう亡くなられた岡本太郎のこの本が、人の心に響いて行ったのではないだろうか。読んでいて少しずつ、自分が解放されていくのが分かる。生きるエネルギーが湧いてきた。
 今一層、やりたいことを突き詰める。そんな人たちの背中を押してくれるはずだ。