車の来ない道路。

  • 鬼塚忠 公式ブログ/車の来ない道路。 画像1
 家に帰りつく前にいつも思うことがある。とても静かということだ。家の前の道路は車が通らない。私道になっていて、そういう決まりになっている。若いころ、電車の音で目が覚めたり、道路から聞こえる車の音で眠れなかったり、ひどいときは暴走族のようなマフラーを外したエンジンの音で一晩中寝られないこともあったけれど、そういうことがいっさいないのだ。
 窓を開けても近所の生活音しかしない。あまりうるさくなければ、実は近所の生活音はとても安心する材料なのだ。ここちよい。
 日本はまだ生ぬるい。昔アテネの市長は市全体を車のない社会にしようとした。車を市街地からすべて排除しようとしたのだ。結局できなかったけどその発想はとても好きだ。運送会社でなければ車は必要ない、とさえ思っている。
 そしてもうひとつ。緑がいっぱいということだ。毎月一回、半日費やして枯れ葉などの掃除をする。はじめは嫌だったけど最近ずいぶん楽しいものになった。
 植物に対応することは生きているって実感する。
 生きるのはとても心地よい。
 
 写真は家の前の道路です。