『TRUTH』千秋楽♪

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『TRUTH』終わりましたぁ。
ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございましたっ!
熱い夏でした。
一緒に過ごしてくださったみなさん、どうもありがとうっ。


1年以上前に、出演することが決まったときには、この公演の千秋楽がこうしてやってきたとき、
自分にどんな仕事ができて、自分がどんな気持ちになっているのか、全く想像ができませんでした。
とても怖かったし、心配でした。
『TRUTH』の初演は裏方で、再演は出演していて、怪物のような作品だということは充分わかっていましたから。


でも、今、とてもすがすがしい気持ちです。
時代劇はいつもそうだけど、みんながみんなちゃーんと大変だから、
全員の気持ちがぴしっとひとつになりやすい。
衣裳を着るにも、かつらをつけるにも、誰かと協力しなくちゃいけなくて、自分勝手になれない。
お芝居の中の殺陣なども、自分のことだけを考えたら成り立たなくなる。
本番までの毎日のスケジュールもぴしっとしてて、お芝居の最中の2時間もぶれなくて、
みんなで一緒に毎日、修行をしてるみたいなんです。
誰かが少しでも怠けたら、事故につながる。
チームプレイ。
なかなかよいチームだったなと実感しています。


私の演じたふじさんは想像してたより、盛りだくさんでとても面白かったです。
なんて素敵な役なんだぁ〜と、やってみてもっともっとわかりました。
台詞を読むと、ここは武家の女性らしさや強さを出した方がいいんじゃないかとか、
ここは必要以上に色っぽさもあっていいんじゃないかとか、
天然っぽいキャラで、と思ったら、知的にクールに喋りたくもなるし、
ここはキュートに可愛らしく、こっちはあたたかさ、優しさを滲ませたい……というふうに、
次から次へと、イメージが湧いてきて、どんどん欲張りになっていきました。
自分がやる前は、こんな言い方をしたら愛するふじさんに怒られますが、「ちょっと面白いおばさん」なイメージの役だったけど、
いや、これは全くもって、そんな単純なやり方をしたらもったいない役でした。
ごめんね、ふじさん。
旦那より5つも年上だけど、それは旦那が若いのであって、結婚はちょっと遅かったけど、だからっておばさんじゃなく、
可愛く色っぽく魅力的に作る!と最初に向き合うときから決めてました。
他の作品に出てくるたくさんのヒロインにだって負けないすごく魅力的な女性だと私は思います。
そんな素敵な役に出逢えて幸せです。
ふじさんのおかげでお客さんの笑い声をたくさん聞いた夏になりました。


本編の中で、自分が嘘をつくところがあります。
鏡吾さんの嘘だと知らずに信じるところもあります。
やりながらそういうところはふじとしてたくさん考えました。
嘘をつくこととか人を信じることへのスタンスが、
その人のまことの心をあらわすのかもしれない。


旦那さま役の鍛治本くんとは今年2度目の共演。
『ヒトミ』でもそうでしたが、稽古では台本にない台詞をひたすら考えることで関係を作っていった感じでした。
自分でも、初演、再演の虎太郎とふじの夫婦とは、全く違ったものに作れたような気がしています。
今回の虎太郎殿、なかなかいい男だったんじゃないか??
自分の手柄ではないんだけど、虎太郎殿がすてきな男としてみなさまに届いていたら、それが1番、嬉しいです。
あいつはなんであんな嫁と結婚したんだと思われるのは悲しいですしね。
パートナーとの関係にもまことの心があらわれる。
自分の心の鏡。


長屋のみんなとの時間はとてもよい思い出になりました。
三回目の『TRUTH』を長屋の中からみられる立場にいたことをとても幸せに思います
生きることは苦しいけれど、自分を信じてくれる人たちと共に生きることに幸せを感じさせてくれる公演でした。
再演はいつも怖いけど、終わってみるといつだって、やってよかったと思うし、
前回もよかったし、大好きだけど、それとは比べることなく、
今回は今回でいいものが作れてよかったと思いました。
共演したみんなの顔、忘れません。


ちょっとだけ休んで、秋は今年3本目の再演に挑戦します。
とてもとても楽しみです。