下克上



ども、疑われた岡田達也です。







分かりにくい話を書く。

みなさまにとってはそんなに面白くないだろう。

(そりゃ毎日のことだ)

だが、書かないわけにはいかない。

こんな横暴が許してはイケナイと思うから。



畑中智行という男がいる。

可愛い後輩だ。

可愛がってきたつもりだった。

可愛がってきたはずだった。



休憩中、僕は素振りを繰り返していた。

今回は剣殺陣がある。

だから体に馴染ませるために振っていた。

するとヤツが後ろから近寄ってきて

「達也さん、僕のコーヒー返してください!」

と言ってきた。



?????

僕の?

コーヒー?

何のことだ?

何も事態が飲み込めない僕は

ポカンとした顔でヤツを見返した。



「だから、コーヒー、返してください。

一体何処に隠したんですか?」

ははぁ。

どうやら誰かがヤツが買ったばかりの缶コーヒーを隠したらしい。



結局、犯人はマーヤ(温井摩耶)だったのだが

その一部始終を見ていたマーヤと三浦剛は爆笑していた。

「達也さん、真っ先に疑われるんだ!(爆笑)」



何てことだ。

やってもいない罪を被されるなんて。

いや、それもそうだが

何というか

缶コーヒーを隠す、という子供っぽい行為

(女の子がやる分には可愛いのだが)

で最初に疑われたことが屈辱である。



「てめぇ……」

「あ、すみません」

「すみませんじゃねーよ」

「……(苦笑)」

その後、すぐに稽古が再開されたため

修羅場になることはなかったが

あと5分休憩が長かったら血の海になっていただろう。



さあ、今日はオレがヤツの缶コーヒーを隠してみよう。







では、また。