幼少の記憶 その6



ども、健康体の岡田達也です。







今は病気に強い。

風邪をひくのも年に一度。

(今、バカは風邪をひかないと思ったヤツ。

ちょっと正しいかも)

まあ、職業柄

病気をしているヒマもないので

変調を感じたらすぐに病院に行って手を打ってしまうというのもあるけど。



僕は生まれつき扁桃腺肥大だった。

(未だに変わらず大きな扁桃腺を持っている)

子供の頃

(特にこの京都時代)

これが

もう

本当に

とんでもない頻度で発熱を引き起こしていた。

月に一度か二度は高熱を出し

(扁桃腺が原因の場合38〜39℃が当たり前)

あまりのしんどさにワンワン泣いていた。

あの苦しさは子供にとっては泣くしかなかった。

すると看護婦だった母親は

自分が勤めている川端病院

(おそらくは現存するはず)

まで僕を背負っていき

お尻に注射を打ってもらうというのが常だった。



ある日も高熱で苦しんで

母親がおんぶしながら病院に連れて行ってくれた。

恥ずかしいけど

いつものようにお尻を出すしかない。

注射は嫌いだし

お尻も出したくないけど

そうしなければ楽になれないのは分かっている。

僕は覚悟を決めてズボンを降ろした。

男の先生が僕のお尻に注射針を突き刺す。

子供心に痛みと闘っていたのだろう。

お尻の筋肉を硬直させすぎていた僕は

そのまま放屁した。



「……」



一瞬の静寂のあと

先生と看護婦さんと母親の3人の笑い声が診察室に響いた。

僕はあまりの恥ずかしさに

泣きながら照れ笑いを浮かべていた。

そのときに考えられる最善の自己防衛の結果がそれだった。



今思い返しても恥ずかしい。







つづく