合コン



ども、ガツガツと稽古している岡田達也です。





昨日の稽古も読み合わせ。

ただし、全体を通して読むのではなく

1シーンずつ区切って読んでいく、というやり方。

そうして

演出家からの方針

キャラクターの構築

再演にあたって細部の見直し

など

芝居に関するあれやこれやを話し合う。



で。

芝居に関する事を話し合っていたはずなのだが

どういう流れからか

話題は「合コン」に移っていった。

(断っておくが本当に、真面目に、芝居の話をしていたのだ)



合コン。

懐かしい響きだ。

今でもあるのだろうか?

いやいや

そりゃうら若き男女のグループで飲むなんて行為は

時代が100年進んだって行われているだろう。

今だってあるに違いない。

でも「合コン」と呼んでいるのだろうか?

それすらも分からない。



演出の成井さんが問いかける。

「みんなは合コンやったことある?

左東なんか幾つになる?

ん?34歳?

じゃあ、合コン世代か?」

成井さん、おそらく「合コン世代」なんていうのは存在しません。



次に成井さんは

今回演出助手で参加している石川さんに語りかけた。

「僕らの世代は合コンはしてませんでしたよね?

ねぇ、石川さん」

石川さんが答える。

「いや、私、やったことありますよ」

それをた受けた成井さんのリアクションは大きかった。

「えっ!!! 

やられたっ!!!!!」

いえいえ、成井さん

石川さんは決してあなたを出し抜こうとしたわけでも

裏切ったわけでもありません。

普通に経験したことを話しただけです。



石川さんはこちらに矛先を向ける。

「岡田くんはたくさんやってきたんでしょうけど(ニヤリ)」



もちろん僕の学生時代も合コンは存在したし

やってる連中も多かった。

だけど、僕はあまり好きじゃなかった。

初対面の人が必ず何人かいるわけで

そこで気遣いをするのが面倒くさかったんだと思う。

そんな生粋のめんどくさがりと

貧乏学生だったことと

少人数飲みが好きだった性分で

数えるほどしか行ったことがない。

だから正直に

「もちろんやったことはありますけど

そんなには……」

と答えた。

が、演出席に座る二人はニヤニヤするばかりである。

どうやら1ミリも信じてもらえてないようだ。




このように稽古の滑り出しは順調だ。

「それは稽古じゃなくて与太話だろ!」

と思ったあなた。

それは違う。

無駄話の中にいろんなヒントが隠されているのだ。

この合コンの話が

『水平線の歩き方』を

より深く、より面白くする材料なのである。



……だといいな。





では、また。