お子様ランチ



ども、少しずつ寂しくなり始めてる岡田達也です。







毎日眺める桜が

まだ満開に達していないというのに。

まだまだ僕の目を楽しませてくれてるというのに。

「ああ、もうすぐ散っちゃうのかな……」

と心配しはじめるこの感じ。

小学生の時に

お休みの日曜日よりも

その前日の土曜日の方がウキウキしたてたのと同じ。

日曜日になってしまうと

今日でお休みが終わってしまう

という寂しさがあったから。

まあ、この感覚も贅沢の一つなんだろう。



* * * * *



昨日、町を歩いていたら

お父さんお母さんに手を引かれた新入生が

学校に向かって歩いていた。

白髪の目立つお父さんと

ふくよかなお母さん。

その真ん中を歩く息子は驚くほど脚が長く

中年の僕は現代人の体型に嫉妬する。

それはさておき。



お母さんが尋ねる。

「終わったら何が食べたい?」

息子が答える。

「お子様ランチ!」



へー、お子様ランチってまだあるんだ。

ま、こんな特別な日にはお子様ランチをリクエストするのは当然か。



……あれ?

ちょっと待てよ。

思い出した。



クソ増せガキだった達也少年は

小学校に入学した途端

「お子様ランチはお子様が食べるものだよ!」

と言い放ち

それまで大好きだったそのメニューから卒業したんだっけ。

その発言を聞いた母親が笑ってたな。

今思えばあれは失笑だったのかな?

思い出したら何だか恥ずかしくなった。





入学式という特別な日

お子様ランチという特別なメニュー



日常が平穏無事であるからこそ生まれる特別。



年度の区切りになっているこの季節には

そんな特別がたくさんやってくるかも。

どうか日本全国に。







では、また。