握りに10年ども、3ステ終えた岡田達也です。 昨日は一日遅れの初日祝い。 中華料理をつまみながらワイワイガヤガヤ。 残念ながらお客さんを待たせていたので 1時間ほどで失礼してしまったけど ビールがあっという間に体に染み渡って いつもの3倍のスピードで酔っぱらった。 やっぱり 良い意味で疲れている。 これなら大丈夫だ。 * * * * * 昨日の〆もお気に入りの立ち食い寿司で。 店主に尋ねる。 「一人前の寿司職人になるには如何ほどかかるんですか?」 「まずは卵焼きだけで3ヶ月ほど。 何故、そこまで卵を焼き続けるかというと その卵焼きの厚さが マグロを切ったときの高さだからです。 それを覚えるためですね。 次に巻物です。 大変そうに思われますが 器用な人は半年もあればマスターします。 で、そのあと握りで10年かかります。 実は 寿司を握るのは簡単で ある程度の時間で覚える人は覚えてしまいます」 「じゃあ、10年っていうのは?」 「旬を覚えること 仕込みを覚えること この二つがとても大変な作業なんです」 なるほど、である。 言葉だけ捉えると 旬と仕込みの段取りとを丸暗記すれば良さそうに聞こえるけど そうじゃないはず。 この季節は何が美味しいのか 今日は何を仕入れればベストなのか 今なら何が喜んでもらえるのか きっと 磨かなければならないのはセンスなんだろう。 もしかすると 芝居の技術というのも ある程度の時間をかけて訓練すれば 誰でも習得できるものかもしれない。 だけど センスは短期間でどうこうなるものじゃない、と思う。 「持って生まれたセンス」 って嫌いじゃないし それこそがその人の個性なんだろうけど 「磨かれたセンス」 ってのもより大事なはずだ。 特にその世界で生きていきたいなら そこをサボっちゃいけない。 今年で個人的には演劇生活20目を迎えているが まだまだまともな握りは握れていない。 まあ、極論だけど 不格好でもいい。 美味しいと思ってもらえるものを。 では、また。 |
お疲れ
センス
ふぉぉ
か、感
センスで
ますま
わ、私
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