動き付け



ども、稽古の折り返しを迎えた岡田達也です。







劇団によって大きく違うのが「動き付け」のタイミング。



キャラメルボックスの場合は

第1週に本読みから半立ち稽古(台本を持って動く)

第2週に立ち稽古(台本を離して動く)

そして

第3週に動き付け

第4週に通し稽古

となる。



例えば新感線なんかだと

第1週から動きを付けていくそうだ。



それは方法論の違いから来るもので

以前、成井さんから聞いたことがあるのだけど

キャラメルボックスの場合

最初は役者に自由に動いてもらって

そうこうしているうちに

キャラクターの色と

そのキャラならどう動くのか?

が徐々に見えてくるらしい。

それがちょうど第2週辺りなんだそうだ。

だからその後に動き付けに入る。



で、新感線の場合は

演出のいのうえさんの頭の中に

動線が完璧にトレースされているらしく

稽古の最初から

「そこで3歩歩いて振り返ってこのセリフを言って」

「このセリフの最中にこのポイントまで動いておいて、次のセリフであそこまで行って」

などの細かい指示が全員にいくらしい。



このように劇団(もしくは演出家)によって作業が違う。



そして、昨日の稽古からこの作業に入った。



動きを付ける。

この作業が頭を使う。

とても。

たくさん。

意外と。

「え?セリフを喋って動くだけでしょ?」

と思う事なかれ。

例えて言うなら詰め将棋に近い感覚で

一手も間違えることができない。

特に2人だけのシーンなんかだと自由にできる度合いは高いけど

大人数ならもう大変なのだ。

“自分が動きたいように動く”



“見せなければいけない人を隠してしまう”

という事が起こったり

“次のセリフを言う人が一番栄えるであろう場所を奪ってしまう”

という悲劇が起こってしまう。

だから

成井さんの指揮の下

登場人物全員が

頭をフル回転させ

俯瞰の目を持ち

自分の演じる人物はどう動きたいのかを常に自分に問いながら

少しずつ決めていく。



くどいようだが本当に大変な作業なのだ。



でも、この作業を超えると見えてくるものが格段に増える。

整理整頓(もしくは交通整理か?)

されると

動きは制約されるのに自由が増す

という不思議な現象が起こるのだ。

(ちょと説明しにくいな……。

体感の問題なのでこの表現で何とか受け取ってください)

だから嫌いじゃない。





いくつかの決め所を除いて

あっちチームとこっちチームで動きは別物になっている。

生み出される個性が違うのだから当たり前なんだけど。

そんなところも楽しみにしてもらえると嬉しいな。







では、また。