萬古焼─その奥深さを知ってほしい

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四日市市のばんこの里会館で開催された企画展「萬古焼の粋(いき)」のオープニングセレモニーに出席しました。萬古焼の生みの親である、沼波弄山(ぬなみ ろうざん)生誕300年を記念した一連のイベントの中心となる企画展で、300年間の素晴らしい400点の萬古焼の作品を見ることができます。(12月28日まで)

子どもの頃、近くの三滝川に捨てられた(?)不良品の中から、傷の少ない萬古を宝探しのように探して遊んだ記憶があります。毎日使った急須など、私にとって、とても身近な存在でした。しかし、全国的に見ると、岐阜の美濃焼や、愛知県の瀬戸焼と比べ、萬古焼は、残念ながら知られていません。

実は、国産土鍋の8割以上は萬古焼なのです。米国などに食器を大量に輸出していた時代もありましたが、伝統的な商品に加えて、今は若い人たちが中心となって、センスの良い商品を次々と開発しています。地場産業として、次の300年に向けて発展していくことを楽しみにしています。

自民党総裁選―党員票は石破さん健闘

自民党総裁選挙で、安倍さんが3選されました。結果は予想されていたとおりでしたが、党員票では55.3%対44.7%と、安倍さんが7割との強気の見通しもあったなかで、石破さんが健闘しました。

国会議員票で81.8%の支持に対し、党員票は55.3%と、大きなギャップが目立ちます。自民党員の中にも安倍さんのやり方に不安と不満があることが示されたとともに、自民党国会議員の意識と民意とのズレが明確になりました。

当選後、安倍さんは、憲法の改正を声高に訴えていました。現職総理大臣であるにもかかわらず、自民党員の44.7%が安倍さんを支持しないというのが選挙結果で示された民意です。これを無視して、あくまで突っ走るつもりでしょうか。自民党員以外の国民の間には、更に強い批判の声があることにも謙虚に向き合うべきです。

安倍政治の暴走にしっかりとブレーキをかけるために、来年の参議院選挙がいよいよ重要になってきました。しかし、その前提となる候補者調整・擁立作業は遅れています。参議院選挙やその前にある国会審議で、野党が結束できないときの国民の失望は極めて大きいと思います。私も含め、野党各党の責任は重大です。

台風、関空水没、北海道地震、停電─相次ぐ災害、早急に補正予算

先週は、4日に「台風21号」の襲来、そして、6日に「北海道胆振東部地震」と大きな災害が重なった週でした。

まずは、被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご遺族、関係者の皆様に対して、お悔やみを申し上げます。

台風21号は、私の地元も、一部地域で24時間以上停電するなどの影響を受けました。今でも、関西地方を中心に、避難所で生活されている方もたくさんおられ、1日も早い復旧・復興が必要です。

先日も地元を回っていると、出荷した荷物が関空で水没し、慌てて供給態勢を整えて生産しているところだというようなお話がありました。日本の西の玄関口である関空が、まさかの水没。そして、連絡橋が一時的に通行できなくなるのは、国際的にも驚きを持って受け止められたと思います。1日も早い復旧・復興を期待したいと思います。

北海道の地震は、電力の「ブラックアウト」が発生するという、大変な状況に陥りました。そして、各地で信じられないような山崩れが発生しています。しっかりと食料や水の供給を確保し、農業や、その他産業への影響もなるべく早く回復できるように、政府には全力を挙げていただきたいと思います。

それにしても、電力のブラックアウトは、非常に驚きました。電源の半分を特定の発電所に依存しているといういびつな構造。これを是正するために準備をしていたのに、間に合わなかった。そして、全面的にブラックアウトすることは想定外で、本州からの電力供給もすぐには機能しなかったということです。基本的な電力、ガスなどのインフラについては、最悪の事態を考えて手当てをしておかなければいけないということを、改めて我々に思い起こさせる、そういう事態だったと思います。

しっかりと手当てをしていくためには、まずは、被災した方々への食料や水などの提供が大切であることは言うまでもありません。そして、台風も地震も、なるべく早く激甚災害の指定、そして、当面は予備費で対応するとしても、早急に国会を開き、補正予算を成立させる必要があります。

総裁選挙や外交日程もいろいろあるかとも思いますが、安倍総理には最優先で対応してもらいたいと思います。

ソーラーシェアリング─新たな可能性

福島で、ぶどう畑に太陽光発電用パネルを設置している農家を訪ねてきました。

農地を活用してソーラー発電をする「ソーラーシェアリング」は、今、注目されています。最も盛んなのは千葉ですが、私の地元にも熱心に取り組んでおられる農家があります。

耕作放棄地を借りて、ワイン用のぶどうを植えるとともに、その上に棚が造られ、ソーラーパネルを設置されていましたが、ぶどうの生育には影響はないとのことでした。ぶどうの収穫で年間50万円、ソーラー発電の売電で年間160万円が収入見込みとのことでした。

固定価格買取制度があって初めて成り立つ仕組みですが、ソーラーパネルの価格も大きく低下しているので、将来は同制度がなくなっても成り立つ可能性もあります。日本の広大な農地の存在を考えると、大きな可能性があります。

設置した農家のお話を聞くと、ソーラーシェアリングに対して、まだ行政が十分理解していないとのご指摘がありました。かなりご苦労されたようです。もちろん、農業をせずに農地にソーラーパネルを設置するようなことがあってはなりません。そのための歯止めは必要でしょう。しかし、太陽光発電の推進にあたり、大きな可能性を感じることができました。

無所属の会─思いを新たに前に進む

1泊2日で、無所属の会13人の研修会を行いました。福島第一原発の視察を行ったあと、玄葉光一郎さんの地元で、素晴らしい温泉に浸かりながらの合宿です。

エネルギー、財政、外交など政策の議論を行うことが主たる目的でしたが、同時に、これからの日本の政治、とりわけ野党の結集について議論しました。

全員が発言し、国会の中で開催する議員総会や政策勉強会ではできないような、深い議論ができました。

前回の総選挙から間もなく1年、昨年の今頃は民進党の代表選挙を行っていたことを考えると、この1年の激動、そして、失ったものはあまりにも大きかったと言わざるを得ません。

その思いを共有しながら、次の参議院選挙に向けて、1人ひとりがしっかりと責任を自覚し、野党の大きなかたまりを目指すことが確認できたと思います。