「エコ作文大賞」受賞作品に感動

「同じ地球にいる」村田主喜(かずき)君の作品です。

僕は今シリア沙漠にいる。
写真家のお母さんと1才の時から毎年春休みに、シリアにあるシリア沙漠に住むベドウィンの家族とくらしている。
ここには電気もガスも水道もない。
物は僕達よりはるかに少ないが、思いやりやいたわりや優しさがたくさんあり、豊かな心で暮らしている。

ベドウィンの家族は羊の放牧の仕事をしている。
羊はえさの草を根っこから食べてしまうので、移動しながら生活している。
家はヤギの毛でおったテントでとても大きい。
中は家族が食事をしたりする部屋・ねる部屋・お客さんが来た時に使う部屋などがある。
床はござやジュ―タンがしいてある。他に家事用のテントもある。そこで主食の「ホブズ」と言うパンを作る。
ホブズは全りゅう粉と水と塩で出来ていて、中華なべをさかさまにしたような物の上でうすく丸くのばして焼く。
燃料は羊のフンを乾燥させたもの。羊のフンは乾燥すると炭と同じようになる。

ここにはゴミ箱がない。すてる物がないからだ。
買い物をしてもふくろ一つにまとめて入れるので、日本のように一つ一つ包んでいない。
食べる物はくさる前に食べ切ってしまうし、必要以上の物は買いこまない。
ねる時は日本と同じようにふとんでねる。ふとんは着れなくなった服で作ったりする
ベドウィンの家族が引っこしをするときは家ごと全部。テントは丸めてトラックにのせてしまう。服や生活道具も全部一台のトラックに入ってしまう。
僕たち人間も。長い間同じ所に住むと虫もわくしゴミもたまってくる。
でも移動すればその土地をいためる前に土地は再生する。

ベドウィンの家族は百円のライターを使っている。
百円ショップは安くて良いのだが、こわれたら百円だからいいや、新しく買おうと思ってしまう。
この考えは百円ショップだけにかぎらない。ここでは物がこわれたら新しくしようではなく、まず直そうと考えるのだ。
物がたくさんあったり買えたりするのが豊かとは限らない。
ある年お母さんが、火をおこすのに便利だとうちわを持って行った。
はじめは喜んで使ってくれたがそのうち使わなくなった。
いつものように、着ている服のすそではたいた方が早く楽だからだ。
けっきょくゴミになってしまった。便利な物が良い物とはかぎらない。便利な物が必要な物とはかぎらない。

僕には何ができるだろうか。
ベトウィンの家族のことを伝えることができる。
くらしを知ってもらって、小さなことからでもまねをすることが出来る。
物にたよらないで本当に必要なのか考え、物を少なく、ゴミをへらす方法を考えよう
シリアは日本から遠い国だし、今は内戦をしていて行けないが、つながっている。ぼくたちは同じ地球に住み、同じように未来があるのだから。

いかがでしたか?
村田主喜(かずき)君のお母さんは私の友人で、主喜君も生まれた時から良く知っている子です。物事をまっすぐ見れる男のです。大人の私は、考えさせられました。同じ地球に住む人間として。

 
  • コメント(全1件)
  • 奈々美sion 
    2/20 00:39

    考えも素晴らしいですが文章がとても上手い
    シリアの生活をもっと知りたくなりました

    お母さまの写真と主喜君の文章でシリアの生活を伝える本を出版できたらいいです

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