ぎりぎりの女はいつも美しい

  • 野村佑香 公式ブログ/ぎりぎりの女はいつも美しい 画像1
女であること、女だからこその表現の仕方。

生きていることに、いつも思考を巡らせ、

それはつまり死んでいくということにも思索するということ。

松井冬子さんは、日本画家界の若手でもトップの存在感のある方である。

彼女の描く、『幽霊画』はアート雑誌で見かけたことがあったが
彼女自身の卒業制作から始まり、今に至るまでの筆跡を見れる展示会
の機会は非常に楽しみであった。



写真は卒業制作『世界中の子どもと友達になれる』(ポスターを写真にとったもの)

この展示会は、

見れば見るほど、見えなくなったり

捉えようとして、捉えられなくなったり

消えるようもの、存在するもの

そこにしっかりと存在するのに、それも強烈なエネルギーを内包した
絵であるのに、

絵画を見ている一瞬一瞬の刹那を感じてしまう。

もっと見たい、いや見たくない

きちんと覚えておきたい、捉えたい

だが、お前はたちどころに消えてしまう・・・

そんなような、純文学の世界の中にいるようで、

触れたら切れるような、生きていくのにギリギリの女を
つかまえようと必死な青年のような気持ちになってしまったのだった。

しかし、見ている私の心をそんな文学的なような気持ちで
乱したとしても、

絵画そのものは、タロットカードのように
絵画に描かれたすべてのものに象徴した暗示があり、
松井冬子さんの哲学や思想が描かれている。

彼女の一つの思いが、日本画として具現化される時は、
その思考の結末として示すのに、非常に論理的にクリアーになって
いるからこそ描かれるのだろう。

非常に冷静でクレバーな方なんだろうなと思う。

そんなこんなで、展示会は彼女の代表作や
制作途中のデッサンやメモなんかも
見れつつ、軌跡を追うことができるいい内容のものだったのだけれど、

強烈な思いや考えを持ちつつ、
見た目は「私、何にも思っていなくてよ」と
こちらに見せ付けるような手ごわい女性達を相手に
し続けた気分の私は、エネルギーをかなり消耗してしまった。

とても、個人的感想ゆえ

全く違った視点からこの展示会を見ている方は
たくさんいて、その一人一人がどう思ったのかを
聞いてみたかったりするけれど、

展示会から出てくる老若男女はみな
総じて“いい顔”をしてでてきていた。

皆様も、いったら是非感想きかせてください。 

さて、今日の夜はこちらでお楽しみください



◆「恋する雑貨 韓国・ソウルでステキを探す」 (59分)
 
本放送: 3月10日(土) 22:00〜22:59 BSプレミアム

すでに再放送も決まりました!

今日見れないよー、って方はコチラをぜひ♪

再放送: 3月28日(水) 07:45〜8:44  BSプレミアム