注:怖いのが苦手な方、読まないでください。

猛暑続きの日々にげんなりされている方も多いかと
思われます。

そんなときには、日本古来からの涼の取り方はどうでしょう?

風鈴?扇子?打ち水?

いやいや・・・怪談話でありますよ。


『それは映画「山のあなた」の撮影の為、

5月に某県のホテルで起きたことだった。。。。

その日は、女学生役の役者さんと男子学生役の役者さんたち

皆(スタッフさん数名)でロケバスに乗り込んで、

都内から山間の撮影場所に近いホテルに移動した。

次の日が朝早くからのハイキングの撮影のため、

一泊させていただける事になっていたのだ。


そのホテルは二階建ての割と古い小さな建物で、

入り口が奥まっており、小さなフロントに一人ホテルマン。

全体がL字型のようなつくりになっており、

入り口からは分からないが、

どうやら中庭のようなところに四角いプールがある。

しかし、まだ時期ではない様で緑苔で水面が

覆われており、夏の時期にこれが果たして綺麗になって

人が入れるのか?と疑いたくなるほどである。

なんとなく薄暗く、廊下を挟んで両側に部屋があるが、

私はプール側ではなく、外の景色が見られる側のようだ。

部屋はビジネスホテルのような作りで

シングルベットに机と鏡、トイレとシャワーというシンプルなつくりであった。

いつもホテルでするように、寒いのはいやなので

エアコンがついていないかを確認し、

一泊するだけ、しかも次の日が朝三時にロビー集合という

スケジュールだった為、どんなホテルでも構わないし

ありがたいと思い、荷物だけ置いて

役者さんたちと早めの夕食をするために部屋を出た。

・・・・・・・・・

私たちが泊まるここは別館という形になっており、

本館は大きな建物で食事と温泉は、その本館に

ホテル側に頼んでシャトルバスで移動するしかない。


すっかり大きな露天風呂に入り、女子同士仲良くなり

本館の大きな食堂でブッフェスタイルの夕食を食べて

「次の日は朝っていうか、むしろ夜中の集合だよね〜」
「寝れるかな〜?」

などと和気藹々と別館にもどり、

「では、また明日!」
「宜しくお願いしまーす」などと口々にそれぞれの部屋に
戻っていった。

夜11時ほどだったように思う。

明日のために、少しストレッチをして

早く寝なくてはと焦った気持ちでベットに入った。

しかし・・・・全く寝られない。

壁が薄いせいか、誰かのシャワーの音。

トイレを流す音。くしゃみの音まで聞こえてきて、

全く眠気がおとずれる気配がない。

ベットの中でごろごろとして、気持ちばかりがあせるばかりだ。

ふと時計を見ると、丁度丑の刻

夜中の一時である。

すこし怖いなと思い、何度目かになるか分からない

ぎゅっと目をつぶり「寝よう寝よう」と自分に言い聞かせた時だった。


バァンッッッッ!!!!!!!


灯りを消した部屋が、一瞬明るくなるほどの閃光。

「?!?!?!」

身を起こし、とりあえずベットの横のライトをつける。

天井のエアコンの送風部分から火花だ。

         静寂。

        何も無い。

       何も起こらない。


また静かな夜に戻った。

それがとてつもなく不気味に感じる。

恐怖心が心を支配し、

グルグルと目に見えないものが、

部屋に渦巻いているような閉塞感を感じる。

しかし、一人で怖いことを考え始めてもしょうがない。

極力なにも考えないように。

どちらにしても、もう集合時間まで時間がないのだ。

少しでも寝ておかなくては。

また灯りを消して、横になったとたんに

額のまんなかが強烈に痛くなってきた。

なんだろう?

風邪でもないのに、急に??

しかも手のひらでギュウギュウと押さえつけられているような痛み。

目をつぶっているとその両手が見えるようで、

必死に手を払うが、その手は空をかくばかりである。


その額の痛みと格闘したのは、一体どれくらいの時間であっただろう?

いつの間にやら眠りに落ちれていた私だが、

集合時間にあわせた携帯のアラームがなり、

勢いよく起きた。

まだ、外は暗く、あれほどまでに激痛だった

額の痛みは、すっかりなくなっていた。


・・・・・・・数時間だけ滞在したホテル。

もう来る事が無いと思うと、とてもホッとする思いで、

これからの嬉しい仕事へと頭を切り替え

夜に会った事は忘れようと、待ち合わせ場所のロビーに降りた。

皆、眠い顔。

口々に「眠れなかったね〜」といい合う。

もう安心だ。

これから向かいのバスが来る。

楽しい撮影の始まりだ。

そう明るい気持ちになった時、

女学生役の一人の女の子がボソッと呟いた


「中庭のプールの周り、夜中ジョギングしていた人いなかった?」 』





注:小説風ですが、ノンフィクションです。







 
  • コメント(全13件)
  • なり(多忙中) 
    9/5 11:55

    怖〜いΣ(°□°;)
  • †霊幻道士†TomKun†Love† 
    9/5 11:58

    コワイ
    ラー好きだけどね

  • 放浪人(TABIBITO) 
    9/5 12:52



      い、稲川淳二かよ…


          (-.-;)


      芸能人の怪談話
       ちょくちょく聞くけ
       (中には作り話だっり)


      地方に行くのは
       楽しかったりするけ

      こぉゆぅ事に遭遇するのは
              楽しくないね…


  • ☆まさ彡♪ 
    9/5 13:00

    霊経あらたかなお話し、ありがとうございます

    それは間違いなくいました

    怖い


    有名人はそういう体験多いらしいんで、どんどん聞きたいで

  • スイミー 
    9/5 13:23

    その後の撮影でも何も無かったのなら良かったです


    いやぁ、分のまとめ方が良かった

  • あっちゃん 
    9/5 13:33

    そのとき目を開けないで良かった


    撮影はその後問題なくいったのなら安心



    ありがとうm(_ _)m

    少し涼めまし

  • イアン 
    9/5 15:35

    怖っ


    とかイメージ
    か怖す


    その場所だけだったんですかね

  • コ―ジ 
    9/5 18:31

    そうゆうことってあるんですね…

  • ニモ 
    9/5 18:51

    引き込まれます〜


    続きがワクワクドキドキ

  • 土方トッシー(機動戦士頑侍 v(TπT)v 
    9/5 19:02


    怖いの大好き(*^ω^)
  • プンテヌル 
    9/5 20:10

    撮影延期して、ショートフィルム撮れば良かったのか
  • ピーチ 
    9/9 22:53

    いたのですね

    なにか強い思いを残されていた方なのでしょう

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