2014/04/03 為公会例会 麻生太郎会長挨拶

為公会例会
麻生太郎会長挨拶【要旨】
2014/04/03

 ご存知の通り一昨日、消費税(率引き上げ)が実施された。

 これは「社会保障と税の一体改革」として、ずっとやってきた話だ。日本の財政健全化の為にも、また世界に冠たる国民皆保険制度(などの社会保障制度)を維持する為にもどうしてもということで、自民党が野党の時に与野党合意で法案を通し、今日、それが実施されたということだ。ここが一番肝心なところだ。

 当日(1日)の朝、コンビニに行き、「ゴルゴ13」のコミックとミネラルウォーターを買ったが、いずれもきちんと対応してあり、店員さんには「昨夜は大変だったね」と声をかけたところだ。

 当たり前の話だが、税金が高くなって喜ぶ人は世の中にいない。ただ、米国のような「低福祉」でも北欧のような「高福祉」でもなく、日本が今の「中福祉」を求めるなら、やはり「中負担」は負っていただかなければならない。「低負担」で「中福祉」というわけにはいかない。社会保障費が毎年1兆円増え続ける状況を、永久に続けられるわけはない。その意味でも、今回(の税率引き上げ)は大事なところだ。

 高度経済成長期からバブル期にかけて、経済が高成長した時代は、その(恩恵の)配分が我々政治家に与えられていた仕事だったが、今は違う。

 バブルがはじけデフレ経済に陥れば、新たな負担を求めたり、既得権のはく奪したりすることが、我々に与えられた仕事になる。これは否めないことだ。この「マイナスの配分」こそ、政治家にとって最もしんどい仕事だ。それを覚悟でやらねば、日本という国が持たない。ぜひ、その点も頭に入れておいていただきたい。

 我々を取り囲む環境のこともあるが、他国と比べれば日本は確実で安定したものを持っている。それは我々の持っているいいところなので、大事にしていかねばならないし、そうしたものに自信と誇りを持って今後も邁進していただくことをお願いする