篠沢教授の訃報に寄せて

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クイズ番組で人気だった篠沢秀夫教授の告別式の模様が、テレビで報道されています

ALS(筋萎縮性側索硬化症)
父と同じ病気で亡くなられました。
ノーベル賞を受賞された山中教授が、ips細胞研究に取り組まれたきっかけは、このALSという病気だったと弔辞でお話ししておられました。

父は私が12才の時に発病し、16才(高校1年)の10月9日にこの世を去りました。
その4年間は、日に日に体が動かなくなっていく父の介護に、家族が一丸となって病気と闘った辛い記憶がたくさんあります。
父は篠沢教授と同様、愚痴や弱音を吐いたりせず、常に家族への思いを優先していました。窮地に立たされてもなお、人を思いやる大切さを、言葉に出さなくても、自らの命をかけて教えてくれました。

私が20才という若さで「どうぞこのまま」という歌を書けたのは、急速に大人にならなくてはいけない環境に置かれた中で、本当に大切なものは何かを胸に刻む事ができたからだと思います。
この事は、さらに詳しく2014年に発売した「どうぞこのまま」という著書に記しました。父の事を語ったのは、その時が初めてです。

篠沢教授の奥様やご家族の方々のこれまでの日々を思うと、それは想像を超えるご苦労があったと思われます。
でも、それに勝る強い絆や愛の深さが、篠沢教授の命を84才という長寿まで導いたのは素晴らしく、筆舌に尽くしがたい思いに胸が熱くなります。
未だ年間10万人に1人の割合で発症するこの病で、今も苦しんでいる方々はおられるのです。

一日も早く、ips細胞によるALSの治療法が見つかるように、心からの願いを込めて…
ご冥福をお祈り致します。合掌…