悲しいお知らせ?★★★★★★

  • 前野重雄 公式ブログ/悲しいお知らせ?★★★★★★ 画像1
ここに掲げた1枚の地図は、現在東大地震研究所が教材というか、日本の地震に関し、初歩的な知識を持ってもらうために作った有料の地図である。

一見して異様なのは、福島から茨城、千葉銚子沖までにかけて、列島沿岸をなぞるように赤く染まった区域に思わず目がゆく。

これは2011年の「3・11東日本大震災」以降、たった2年の間に起きた「微小→震度5」までの大小問わず発生した地震の震源地を表わすドキュメントなのだ。たった二年間である!

そりゃあ中には、機械でなければ検知できない揺れの地震もあり、それぞれ一回ごとに(あくまで「赤いドットではなく、」内側まで赤く染めていない【薄い輪郭の赤いリング】で)一回起きた事を表わしている。

ところがそんな『線が、回を重ねるうちに点となり、それが重なりしまいには「面」となってインクを塗りつぶし』遠目にも真っ赤に染まってしまった…。
こうなるまで、わずか約700日の間。
線のリングがリングに見えぬほど、極端に近接した区域で頻繁すぎるほど地震が起きまくっていたことを無言で示している。
いや頻発ではなく、むしろ起きっぱなし…といった方がふさわしい塗りつぶされ方ではないか。

これを、広く東大が積極的に国民に対し、周知しようとしていない姿勢には、ボクも最初不思議だったが、次の瞬間、英断だろうと納得できた。
たしかにメディアに提供するせよ、現場の制作スタッフによっては、安易に部数や視聴率を稼ぐ功名心に走られたら・・・結果は火を見るより明らかである。

「信じる信じないはあなたの自由です」などといういかにもバカそうな男性タレントの苦し紛れの、便利な「逃げ言葉」によって、ほんの10年ちょっと前にマスコミ各社が申し合わせて自粛したコンプライアンス。

つまりそれは『科学的に証明できない(ような程度の)現象や、事象は安易に報じない』という放送界の矜持、それがズルズルといつの間にか土砂崩れのように、破られ赤ちゃん戻りしてしまったのである。

放っておけば、作り手は少しでも扇情的・刺激的なタイトルへと演出をいじりまわすうち、全体の内容までが立証とは無縁なサモサモ話や、眉がツバだらけになるほどの都市伝説なるデマを並べた子供だまし番組をデッチ上げるようになる。
動機はただひとつだ。「率」ばかりを欲しがり、制作費をケチって裏取りなどおろそかにして良いといった傾向が、せっかくの申し合わせ全体を消し去ってしまったのである。

じっさい、そうした紳士協定によって、かつて夏につきものだった怪談話やミステリースポット突撃みたいな企画はすべて打合せ段階でハネられたものである(だから、「アノ人やコノ人」などが露出しなくなったりしたワケです。)。

しかし大地震のたびに『地震学博士』なる連中がもっともらしく、報道番組の正面に座る。
『やはり、「オソカレ・ハヤカレ」と、警戒してきたことが的中した』と、連中は後だしジャンケンのクセに、胸を張ってみせる。(「いま言ってどーすんだよバカ」と国民)
こうした地震学者一般、恥ずべき肩書きの『究極の「結果論」学者』という役立たずら(笑)がお膳立てした、うすバカでもできるであろう日常集めまくった(「アッ、ここで地震が起きた!」程度の)微細なデータの集積が、チリも積ればなんとやら。

その結果、ここまで恐ろしい未来を予言しているモノを集大成しちゃっているとは夢にも思わなかった。

ちなみに、同研究所はこの同じノリの日本地図『東日本大震災発生以前』のものも刷っていたが、もう入手は不能(廃盤)である。
そのバージョンと本図を比べてもらえたら、ひと目で誰もが背筋を凍らせることになるだろう。

というのも、その地図ときたらそれら『真っ赤な地域』など、日本列島近海にはまったく見当たらないからなのである。
(前記「コンプライアンス」によって、『写っているのにお蔵入りした番組』の実話って、ミナサン聞きたい?)

 
  • コメント(全2件)
  • りん○ 
    8/5 20:19

    これはまたマッ赤っ赤…

    私は3.11の前日、「数日前から耳がパクパクしておかしいです。大きな自然災害が起きなければいいのですが」と書いたら偶然でしょうけれども当たってしまって…(恐らく野生動物に近い)

    しかし、起きていない東南海が怖いと言われ続けてどの位経つのか


    写り込むって本当にあるんですかね。
    昔、日本坂トンネル事故の新聞一面大写真に色んな顔が…という出来事はあったようですが…図書館に行けば見られるのでしょうか?(見てどうするって話ではありますが
    )
  • りん○ 
    8/5 22:50

    前野さんの前ブログが聴覚と王さんのお話でしたね。
    読み返して思いましたが、有識者(何の?)の研究より、もしかして視覚障碍者さん等の感覚を信じた方が災害から色々なものを失うことを防げるのでは??
    …と思ったものの、どうしたらいいのか、そこまでは出来ない一個人です…。
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