日暮れが早くなりましたね

いよいよ、秋の夜長ですね


20代前半の頃の話です。

秋のこの肌寒い、うら寂しい季節に恋人もいなかった私と、やはり恋人がいなかった友人との間で、メールで自虐的な和歌を詠むのが流行っていたんです。

ある時、地下鉄のエレベーターがメンテナンス中で、長い階段を降りようとすると「スミマセン」と声をかけられました。

振り返ると、片手に赤ちゃん、もう片手に2歳位の男の子を連れ、肩にベビーカーを背負ったお母さんでした。

「スミマセンがこの子と手をつないで階段を降りて頂けませんか。」

私は可愛い男の子の手を取って、ゆっくり階段を降りました。


久かたに我が手を握るその君は乳離れ初めし幼子なるかな

確かそんな風なうたを友人に送ったものでした。

でも、今になっても時々そのことを思いだす訳と言えば、母親が子供を守り育てる必死さが印象的だったからです。

苦肉の策で子供を安心出来そうな人に預ける。
ありがたいとコミュニケーションを取りつつ、預けた相手から決して目を離さない。
無事下まで降りると心から感謝の気持ちを伝える。
そして大事そうにまた我が子の手を取る。

お母さんって格好いいなぁと、我かりし私は蒸気した気分で家に帰ったのでした。

秋の夜長に、長々失礼しましたm(_ _)m

 
  • コメント(全3件)
  • むー 
    10/1 22:16

    昔話・・どんな話も大好きです(^^)
  • 中ゆうこ 
    10/1 23:11

    ありがとうございま

  • 雄 狩ル(オスカル) 
    10/2 00:04


    オスカルだ

    お疲れ


    きっとそのママさん、本能的に、ゆう子嬢のから出てる、母性的な臭いみたいなのを感じたんぢゃろう

    その子もすんなり手握らせたべ?
    長が合わんとそれは普通成立しないからのぉ



    しかし、羨ましいのぉ。


    ワシがその子だったら、一週間手を洗わんぞ




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