夜間飛行


見知らぬ国の小さな空港
閑散としたロビー
乗り継ぎ便を待つ数名の旅客

私と母国を繋げるのは
文庫本の日本語だけ

破れた音のアナウンスが
2時間後の離陸を伝える

夜間飛行最終便は
やがて夜明けに追いついてゆく