落ち着いて“日常”を

毎日、テレビのニュースを見る。

被災地、大船渡の中学校で、卒業式があった。
校長先生に向かって、答辞を読み上げる彼。
懸命に涙をこらえていたが、
「天の与えた試練にしては、あまりにも大きく」
「僕らのすべてを飲み込んでいきました」
と読みながら、こらえきれず何度か天を仰いだ。
彼の同級生は、一人が亡くなり、二人がまだ見つかっていない。

それでも涙をこらえ、キュッと前を見据え、
「前を向いて歩いていくことが、僕らに与えられた使命です」
と締めくくった。
校長先生は涙ながらに『頑張るんだぞ』と彼に握手した。

言葉が正しいかわからないけど、
答辞を読み上げた彼は、最高にカッコよかった。
困難な状況を、懸命に生きている皆さんに
一日でも早く、明るい日常が戻ることを願ってやみません。


地震があってから、ここ数日。
人間の強さも、弱さも、良いところも悪いところも、
(もちろんそれらは、自分に関することでもある)
いろんな出来事とともに、頭に、心に、響くことが多かった。

不安になって、商店に買いだめに走る人。
東京電力や政府の対応に非難する人、抗議する人。
みんな、いろいろ考えての行動だとは思う。
放射能の話が出てきて、また焦るようなこともある。怖い。
だけど、今、少なくとも、
不便はあっても“日常”を過ごせている人たちが、
冷静にならなくちゃいけないんじゃないかと思う。

批判や抗議は、今じゃなくたってできる。
全部が済んだときに、振り返って反省すればいい。
きっとそれが転じて
“前を向いて歩いていく”
ということにつながるのではないか。


暗い自分の部屋で、このブログを書いている。
コンビニで買い物をしたら、おつりは募金箱へ。
夜は、兄弟そろって一つの部屋にまとまって寝る。
無駄な電気は、使わない。
それぐらいしか、できることがない。
もどかしさもある。
でも、今はとりあえず、冷静に“日常”を過ごすこと。
幸いといっていいのかわからないけど、
この春から、自分にとっても新しい事が控えている。
ちょっと不便はあっても、前を向いて過ごしていかなければ。


本当は支えなければならない、被災地の人たちの姿が
逆にいろんなことを考えさせられるきっかけになった。
浮ついた自分の気持ちも、ここらでちょっと落ち着かせなくては、と。



…というわけで、
これから、このブログも少しずつ更新していこうと思います。
皆さんの心の支えに…なんて、大それた事はできませんが、
よかったら、少しだけお付き合いください。

 
  • コメント(全4件)
  • おし ありがと 
    3/24 00:36

    いつもじゃないかも知れませんが、だいたい読んでます。
  • たかちゃん/平日9-21時in不可/イベ微力 
    3/24 01:06

    我が儘で自分本位の批判や的外れな抗議は慎むべきだと思いますが、今言わないと、決定してからでは遅いと思う事や、理不尽で、日本が1つになろうとする機運をそぐ行為、決定については、抗議や批判も含めてしっかり意見を表明するべきだと思います。
  • さいとう 
    3/24 22:48

    今は不自由な生活を余儀なくさせられ、皆の心が少し荒んでいる時期だど思います。
    だからこそ難しいけど、人に優しく接しなければならないのではないでしょうか
    被災地の方々に微力ながらの援助させていただく、これが自分にできる事だと思っています。
    ただ、今はまだ日が浅いでこの気持ちはありますが
    月日が立つにつれてこの状況になれてしまって、自分が被災地の方々の状況に無関心になってしまうことが
    私は一番怖いです。


  • 小堺翔太 
    3/25 13:52

    おしさん、たかちゃんさん、さいとうさ
    コメントありがとうございます。

    >>
    ありがとうございます。
    これからも、おヒマな時(笑)にお付き合いください

    >>
    たかちゃんさんがおっしゃるとおり、
    切迫した状況の中での今言わなくてはという批判・抗議は、
    あってしかるべきだとは思います
    ただ、原発で懸命の作業が行われているさなかに、
    東京電力の方に、怒号をとばしているマスコミの方がいて、
    さらに東電に抗議の電話やメールが殺到した、
    というニュースを目にした時に、
    どうも“野次馬”的な抗議の声が多くなっているような、
    そんな気がしました
    今は、懸命の対応を見守ることも必要なのではないか、と。
    しかし、そんな流暢な事も言ってられない方が
    たくさんいらっしゃるのは事実なので、
    なかなか難しい問題ですけれども…。

    >>
    ただ“被災者の事を考えて”過ごせればいいのですが
    地震の後に原発のことや、停電のことも出てきた結果
    今度は“自分のこと”にも目を向けなければならなくて、
    どうにもこうにも、心が平穏でいられない日々が続いています。
    それでも、地震直後に都心でも見られたという
    助け合いの精神は、
    一人ひとりの心の中にあるものだと思います。
    微力でも、少しでも
    被災地の方への援助の気持ちを頭の片隅に置いて、
    過ごしていきたいですし、
    いつか穏やかな日が来るまで、
    一人ひとりが忘れずに過ごしたいですよね。
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