船での思い出

仕事で久々に船に乗ります。
船はとても苦手なので、毎回お断りしていましたが、今回は乗ることになりました。
船というといつも思い出すことがあります。
子供達(山上兄弟)が、まだ小学生で仕事で忙しく、またテレビにも良く出演していました。そんな頃のことです。
船での私と子供のショーの仕事で船に乗りました。テレビ取材も追っかけで一緒に乗り込んでドキュメントなど撮っていました。

船の食事はお客様と一緒が普通です。
私が以前に船に乗ったときに、レストランの隅の方に仕切りをつくり、お客様と一緒ですが、仕切りで出演者が気を使わなくて良い状態をつくって下さった事があったので、今回も子供達がゆっくりご飯が食べられるようにと、お客さんとは別に仕切りで区切って、別の場所で食事をさせて下さいと、お願いしました。
そしたら、気持ちよく「宜しいのですか、ではそのようにさせていただきます」と、言ってくださり、食事の時に別会場ですと言って全然別の場所に連れて行ってくれました。
着いて行くと、そこは乗組員専用の食堂でした。
今まで見たこともない場所で、本当の乗組員しか知らないような場所でした。
私達家族は地下の奥の方の、地下牢のような感じの所に連れて行かれ、
「セルフですが、どうぞお召し上がりください。」と席に案内されました。
すごいところとは思いましたが、子供が文句を言うといけないと思い、
「じゃー何かを取りに行こう」と言って並びました。

そこにあったのは、自分でゆでる形のうどんと、油っぽい細長い不思議な揚げ物だけ、とても量も少なかったです。
私はうどんだけ、子供達はうどんとその揚げ物のスティック。
味はお世辞にも美味いとは言えなく、苦い感じのうどんでした。

子供達に申し訳無いことをしたなと思い、情けなくなりましたが、今日は我慢してもらおうと、黙って食べました。
長男は何も文句も言わず、黙って食べていました。
その後「アイスも食べて良いの ?」・・・、
喜んでアイスを食べていました。

次男は「美味しい、美味しい、ねー、何回もお代わりしていいのー ?」
と言って何度かお代わりをしていました。

逆に「不味いよー、もう食べたくないよー」なんて言ってくれた方が、
「ごめんごめん、明日はきちんとしたのを食べさせてあげるかなね」とか言って笑えたのですが、、、。

文句も言わず、それも美味しい美味しいと言って食べていたのを見て、
私は涙が出そうになりました。

私の言い方が悪くて誤解されて、こんな事になってしまったので、
子供に申し訳無くて、早速次の日に「すみませんが、お客様と一緒で良いですから、元に戻して下さい」とお願いしました。

次の日、早速レストランに案内されると、ブィッフェスタイルの豪華な食事でした。
端から端まで料理が並び、豪華な食事にフルーツも盛りだくさん、デザート、ケーキ、飲み物、、、、。
昨日とは広さ、色目が全く違います。
子供達はそれを見て、、、「わぁー、、、すごい、、、  ねー、これ全部食べて良いの ?、、 本当に全部食べて良いのー?」
とても喜ぶ姿を見て、また涙が出そうになりました。

本当に子供に申し訳無いことをしてしまったと、船を見ると今でも思い出します。
子供には惨めな思いをさせたくは無いですね。

 
  • コメント(全4件)
  • ☆わらくれた河太郎☆ 
    9/7 16:37

    大変な経験をされたんです

    最後の「こどもには惨めな思いをさせたくない…」
    親心ですよね


    私も、こども達には
    自分が経験してきた惨めな思いは…極力、味あわせたくないと日々思っております。

    そこから学ぶ事もたくさんあるのですが
    あえて、辛い経験をさせる程、自分は大した親ではないとの思いから…
    ついつい甘いと思いながらも贅沢をさせる事がありま

    こどもらには"厳しい親"でいたいのですが…
    なかなか思うようにはいきません

  • ∽龍水∽ 
    9/7 18:57

    食事は、『誰』と共に食すか?☆.。.:*・゚☆.。.:*・

    大好きなお父さんと

    共に変わった環境で食べる事も楽しかったのでしょうね(*^ー^)ノ

    一緒に体験できる『時間』どんなモノよりも素敵な思い出と生るでしょう



  • かず 
    9/7 20:17

    『美味しい、美味しい』と言って文句も言わず食べてくれたのは、しつけの良さを感じました

    かなり昔のテレビ番組の中で、お父さんとして、師匠としての厳しいしつけを拝見したことがありました。感動しました

    そのお陰で人間的にも立派に育っていっている山上兄弟をこの日記で感じました
  • もも 
    9/8 23:39

    私もエピソードを拝見して涙が出そうになりました。

    私自身は子供はいませんし、自分がまだ子供の頃の心をよく覚えているのですが、子供は子供で、親の苦労は知っていますし、親のみじめな姿は見たくないものです。
    だから、ご子息のお心もわかるような気が致します。
    先日の日記での、一緒に街で過ごされたエピソードもそうですが、お互い大事になさってらっしゃることが伝わってきて、とても温かな気持ちになりました。
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