「君、製品を抱いて寝たことがあるか?」本日も、愛読書、致知より紹介させていただきます。 経営学は教えられるけど、経営は教えられない。 僕が最も衝撃を受けた、松下幸之助氏の言葉を、何故か思い出しました。 松下幸之助 『致知』2009年10月号 「君、製品を抱いて寝たことがあるか?」 「君な、製品を抱いて寝たらな、製品がもの言うてくれるんや」 松下幸之助氏が、 谷井昭雄氏(パナソニック特別顧問)に話した言葉です。 関西支局勤務の頃、 京都の霊山歴史館で行われた、 谷井昭雄氏と佐久間昇二氏(WOWOW相談役)の 取材に随行させていただき、 谷井昭雄氏が話されたこの言葉を、 直接拝聴する機会に恵まれました。 松下幸之助氏とゆかりの深い荘厳たる場所とあいまって、 私はこの言葉に愕然としました。 自分の会社の製品に、 愛情や慈しみの気持ち、祈りや念がなければ、 売ることができません。また、良いものを作ることもできません。 とはいえ、「抱いて寝る?」 この言葉に、壮絶たる思いと覚悟を感じずにはおられません。 そして、同時に自分の甘さも痛感させられました。 ものを売るということは、 こういう思いを持つことだと、 突き付けられたのが、この言葉でした。 |
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