以前、女子プロレスの乱丸を、愛読書致知に紹介させて頂きました

  • 木下博勝 公式ブログ/以前、女子プロレスの乱丸を、愛読書致知に紹介させて頂きました。 画像1
その時、担当して下さったのが、編集部の小森さんでした。
実は、まだ直接お会いしたことはないのですが、森信三先生の言葉にもありますように、人は出逢うべき人とは必ず出逢う。しかも一瞬早からず、一瞬遅からず。しかし自分にその思いがなければ、面前にその人ありといえどもそれを知らず、とありますように、直接会う日も近いのではないかと思っています。
小森さんが選んだ致知の記事、という事で今回は紹介させて頂きます。

   死は前よりしも来らず、
   
   かねてうしろに迫れり
        
        
                
         吉田兼好『徒然草』
        
        
         『致知』2005年9月号
          特集「心の力」清川妙氏の記事より



今年8月、僕の恩人が亡くなった。

 「編集の仕事がしたい」という一心で
 滋賀の田舎から夜行バスに乗って面接に押しかけた僕を、
 その編集プロダクションの社長は温かく受け止め、
 上京のきっかけをつくってくださったのである。

 人生で、初めてまともに接する東京人。
 ひそかに憧れていた標準語のイントネーションも、
 切れ味の鋭い質問や、ちょっとした身のこなしも、
 そのすべてがまぶしかった。

 僕はこの社長のもとでアルバイトをしながら
 就職活動に励み、その最中に、
 『致知』という雑誌と、それを発行している
 出版社の存在を知ることができた。

 それもこれも、社長の計らいがなければ
 叶わなかったことで、僕には感謝しても
 し尽くせない人である。

 「社長があの時、声をかけてくださったから、
  私はいま、ここにいられるんです」
 「何とお礼を言ってよいのやら分かりません」

 伝えたいことは山ほどあった。
 いつか時間ができたら、お礼の気持ちをこめ、
 食事の機会でもつくらせてもらえれば、と
 一人考えてもいた。

 8月30日。
 夏季休暇を利用してひさびさに立ち寄った社屋で、
 元先輩社員の方から聞かされた突然の訃報を
 どんなふうに受け止めればよかったのだろう。

 死因はがん。
 本人の強い希望により、周りの人には
 知らせないことにしていたのだという。
 49歳という若さだった。

 天風会創始者・中村天風氏の言葉に、
 「真理は誠に厳しい。あなたの都合に合わせてくれない」
 とある。折に触れて思い返す言葉だが、
 この時ほど痛切に、我が身に迫ってきたことはなかった。


 「死は前よりしも来らず、
  かねてうしろに迫れり。
 
  人みな死あることを知りて、
  待つことしかも急ならざるに、覚えずして来る。
  沖の干潟はるかなれども、
  磯より潮の満つるがごとし」


 (人は誰でも、死の来ることを知っているが、
  そんなに急にやってくるとは思ってもいない。
  だが、死は予期せぬ時、突如として来る。
 
  沖のほうまで干潟になって、
  はるかな向こうまで広々としている時には
  潮が来るとも思わないが、突然、
  あっという間に磯のほうから潮が満ちてくるのと
  同じようなことである)


 以前、弊社社長の藤尾が

 「いつまでも親のそばにいて、
  心配をかけないことだけが親孝行ではない。
  本当の親孝行とは、自分自身が燃えて生きることである」

 と、われわれ社員に話したことがある。
 自分にとっての恩人といえる人に対しても、
 同じことが言えると思う。

 人は必ず死ぬ。そしてその死を切実に噛み締める時、
 人は本当の生を生き始めるような気がする。


             致知編集部 小森俊司

 
  • コメント(全12件)
  • のだめ☆in率激減 
    2/8 11:37

    私は今、どうしてもやりたいことがあって、動いてま
    とてもタイミング的に身に染みる、いえ、心に染みるお話しでした。夢は必ずしも叶うとは限りませんが、叶える努力なくしては叶えられませんね

    今命のあることに感謝して、取り組みます。ありがとうございまし

  • 尊徳(敬天愛人) 
    2/8 12:20

    先生、致知出版社編集部ブログに紹介されていました


    次は先生のお言葉が致知の誌面で聴ける日を楽しみにしております

  • ぶたネコ*明日は明日の風が吹く〜☆ 
    2/8 12:47

    私はいつ死んでも良いと思っています。
    親孝行はするつもりないしね。

    ただ、神様からまだまだ地上で修行をしなさいって生かされている感じがするんです。オマエの役目はまだ済んじゃおらん!しっかり生きなさいってね。

    木下先生とはGREEやっている限り、良いタイミングで会えるような気がします。ムリに会いに出掛けても良いことないから。縁を信じます。
  • ∞∞∞ 
    2/8 13:32


    人それぞれ個々の生死って………考えさせられます


    ご苦労&お疲れ様




  • さくら 
    2/8 18:16

    私は早くお迎えが来ないかな〜って思ってます
    私のような意味のない人間は生きててもしょうがないので…

    と、常に思ってます
  • ☆えっちゃん★ 
    2/8 22:34

    私の親友も急に亡くなりました。私とご飯を食べに行った次の日…私自身も一度 死を覚悟しました。今、「生かされている」
  • 。゚*ほしのゆめ*。゜ 
    2/9 00:48


    ひとは
    意味を持って
    生まれ

    生かされてることに
    理由があると
    思ってます


    死の間際に
    接したとき

    自分はどれほ
    道を全うできたか

    悔いの残らぬ人生で
    ありたいです


  • ♪ニコ♪【忙し過ぎる(*_*)】 
    2/9 07:54

    昨年最愛の母を膵臓癌で亡くしたばかりで…
    初めて死について考えさせられました


    命とは寿命と
    自分が使える時間の


    良い時間を

  • ?なぇ?アバコン目標達成出来ました?ご協力ありがとデシタ? 
    2/9 15:36

    私の父は39歳と言う若さで亡くなりました。

    腎臓を患い、数年間透析治療をしておりました
    最後は脳出血で倒れてしまいました。

    意識が遠退いていく中で
    父は母
    「子供達の事をよろしく頼む」
    と、最後の言葉を残したそうです

    当時、
    兄は小学6年
    私は小学3年
    弟は幼稚園年長さんでした
    そんな幼い子供達を残して逝かなくてはいけなかった父の気持ちを思うと、とても切なくなります。

    女手一つでがむしゃらに育ててくれた母に感謝するとともに、自分がどんな状況にあろうとまず私達子供の心配をしてくれた父
    天国でまで心配しないような生き方をしなくてはいけないと思っています

    自分の人生を一生懸命生き抜く事が、両親への恩返しになると思います。
  • みらい 
    2/10 00:13



    知名度のある方が、こういった深く温かい言葉を綴ってくださることは、本当に有り難いことだなあと思います。

    興味本位で日記を覗いた誰かは、普段振り返らない自身の人生を立ち止まり、考えるかもしれないし、今を悩み苦しみ生きておられる方は、きっと心の傷を癒し、励まされに違いありません。たとえそれが一瞬でも、その一瞬はすごく意味のあるものです

    キノピー先生に与えられたご使命は、お医者様になって患者さんの病気を治すだけでなく、学生に教鞭をとられるだけではありません

    もちろんジャガーさんやたいし君のかけがえのない家族であり、そしてまた・・・、有名人だから出来る使命。


    どうか少しでも多くの人に温かい光を届けてあげてください

    テレビで拝見する先生も愛されキャラで素敵ですが、こちら
    先生は、より本物の先生に近いような気がして素敵です。

    私も時々救われております。どうかお体に気をつけて頑張ってくださいね

  • ワンコ@今までありがとう。退会します。 
    2/10 10:15

    この人の友達のひーちゃん☆ってヤツ、足跡つけただけでアクセス禁止してくる。皆さま気をつけて
  • 42 
    2/11 09:00

    自分の人生を全うする事こそ、最大の親孝行…

    奥深い御言葉です…私自身全う出来てるか…

    自分自身を考え直す機会を与えて下さりありがとうございます。
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