良い師に恵まれる幸せ

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今朝は、愛読書”致知”のメールマガジンより、 渡部昇一先生の言葉を、紹介させていただきます。




「人は心底尊敬した人物から
 知らず知らずのうちに
 多くのものを学ぶ。

 学生でも偉い先生を
 心底から尊敬している弟子は
 器量がどんどん大きくなる。

 しかし、先生を批判したり
 表面的に奉るだけになると
 成長が止まる」 

 渡部昇一



私は外科医になり、武藤徹一郎教授の弟子になりました。

大腸がんの世界的な権威者であった武藤教授は大変ご多忙で、教授回診かカンファレンスの時以外お会いできる時間はありませんでしたし、直接お話しいただける機会はほとんどありませんでした。




白い巨塔というドラマをご覧になった事がある方は、容易にイメージがわくと思いますが、当時の外科医局は、相当な縦社会、封建体制で、先輩の言うことには全てイエスと答えろと5年くらいの先輩方から教わりました。



まして、教授に何か注意されようものなら、大変なものでした。

しかし、武藤教授のようにはなりたくても到底なれないと思いましたが、少しでも近づきたい一心で、教授がモンブランの万年筆をお使いだったので、同じものを買った自分も使ってみたりもしました。武藤教授の写真を机において、自分の気持ちを高めました。



東大を退官された後、癌研病院に移られまして、ちょうど自分も大学院生として研究を始める時期だったので、お願いして癌研に国内留学させて頂きました。



武藤先生は癌研でもご多忙な毎日を送られていましたが、癌研内には弟子が少なかった事もあって、頻回に院長室に呼んでいただきご指導頂いたり、蔵書を頂いたり(今も全て大事に、自分の教授室に保存しております)、海外の学会にもご一緒させて頂いたりと、恵まれた時期を過ごせました。

イギリスの学会にご一緒させて頂いた際に、「君、イギリス人の外科医たちは、いいスーツ着てるだろ。」「はい、かっこよく見えますよね」

「やっぱり、こちらもアクアスキュータムのスーツくらい着ていないとな。向こうから見たら田舎っぽく見えるんだよ。意味わかるか?」

翌日、ロンドンのリゼントストリートにあった、アクアスキュータムに一人で行って、スーツを一着買いました。ちょうどセール中で、その中で一番安いものを買いましたが、それでも高かったのを覚えています。

今でも、そのスーツはクローゼットにありまして、当時の事を思い出します。

武藤先生は、カッコつけろとおっしゃられた意味では無いのは、もちろん理解しております。


100回怒られて、1回褒められる位の頻度だったと思いますが、本当に良い師に指導して頂けたと、感謝しきれない気持ちで一杯です。



渡部昇一先生の言葉から、武藤先生の思い出を少しだけ書かせて頂きました。



6月17日後楽園ホールでも、ジャガー横田のデビュー40周年大会にお越しいただきまして、また応援頂きまして、ありがとうございました。

7月23日は、品川で、ミヤネ屋のミスターサンデーの、宮根誠司さんが、何とプロレスデビューします。

今から、めちゃくちゃ楽しみです。