30%

  • 城野マサト(木野雅仁) 公式ブログ/30% 画像1
僕は傘に(多少だけど)こだわりがある。コンビニなどで売られている透明のビニール傘は持ちたくない(なぜだかわからない)。

傘の骨は沢山ないといけない。色も目立つ方が好き。本当は高価な傘がいい。でも、そんなにまだ稼げていないので1500円のもので。

ただ、4年使っている。


コンビニの傘は、その場しのぎに買おうにも最近では500円ぐらいしますよね。で、すぐどこか壊れて邪魔になるし、軽く盗まれる。

その点、1500円は台風でもなかなか壊れないし、話の種にもなる。
デカくてたまに邪魔にはなるけど、盗まれる確率が少ない(警戒心が倍増するからか?)。


そんな時に、一番困るのが、『降水確率30%』

1500円を出陣させるか否か。

いつもなら即決で持参するのだが、今日は現場に電車で行かなければいけなくて(車で行ける時は乗せたまま)、さらに雨がヤみそうだ。

結果、家にあった捨てても良さそうな…とは言ってもただのビニール傘ではなく、若干デザインが入った傘を選んだ。

1500円と共に街を歩くときには、感じたことのない敗北感と苛立ちを感じながら現場への道のりが始まる。
1500円と共に歩く時は、ビニール傘を持っている人々を、少し哀れんでいた(アホやろ?)。

それにしてもビニール傘はタクシーに乗っても邪魔だし(早朝で駅までバスが無いから)、電車に乗っても両手荷物でどう持ったらいいか辛い。ストレスが溜まる。1500円では感じなかった。

降水確率30%はこんなにも人を苦しめるのか!?だったら、降る!降らない!でいい
30%の可能性で降るのか。70%の可能性で降らないのか。
30%の量なのか。30%の地域なのか。

予想だから仕方ないけど。

ようやく電車が空き、本当は嫌な行為だけど、椅子の手すりにビニール傘を掛けた。1500円の場合は、掛ける事はせず、荷物が多くても抱き締めて座る〓

ただ、その時は事件は起きた!

座っていた席が、ボックス席(という表現?)で、傘を掛けている手すりが自分の真後ろで死角。

とある駅で人が降りたので、隣のボックス席に移ろうとしたときに傘が無いことに気づいた。

盗まれた!

最初に生まれた感情は『嬉しい』だった。
あんなビニール傘でも必要としている人間がいた。盗みを働いてまで。
顔は覚えていないが、ノートとにらめっこしていた隣ボックス席の学生(男性スーツ)。

あいつは、僕のストレスを持っていってくれた。ありがとう。

ただ、その直後もし今日1500円を出陣させていたらと考えてしまった。もし、いつもと違うボックス席に座った自分が、いつもと違う扱いで1500円を手すりにかけてしまっていたら。
僕は電車のドアをこじ開けられるのか?泣き寝入りではないか?

そう考えてしまったら、ハンパなく苛立ちが込み上げてきた!あのガキぁ!ビニール傘返せ〜!

人が少ない社内と、雨がやみそうな空模様で、僕の注意力も30%だったようだ。


さらに撮影も本日のシーンは必要ないと言うことで、10:30でバラシになり、早朝タクシー代が泡と消えた。

今日は付いてない日だな。

いつもなら、ドカ食いしてモヤモヤを吹っ飛ばすんだけど、8月に控えている作品の為自粛。(悶々)

(せめて、写真だけでも!)

サッカーでザック日本がスカッと勝ってくれれば申し分ないわ。
もし勝率30%だとしたら、今日なら勝つ気がする!