ちと遅いけど1Q84

村上春樹様、あなたは現代の哲学者であり、超がつく現実主義者。
伝統と歴史と詩と実。
まだ上巻を読み終えたばかりですが、いろいろな想いに馳せられます。

冷静と情熱の間という江國香織さんが書いた小説のタイトルのとおり、人には理性と感情を往き来するとても人間的なところがある。
村上春樹という作家はどちらにも同時に精通出来ている数少ない人間のような気がする。
例えば、自己の感情を演出家の眼を持って常に意識下に置ける名俳優のような。

先人達が築いた大きな軌跡に臆することなく飛び込んで、新しいものに転換できるその神算鬼謀。

誰よりも老練な知識を持ちつつ、それを匂わすことなく少女のように言霊を繰り出す繊細さ。

僕は貴方の人生にこそ興味を抱きました。

どんな目線でこの世を観ることが出来るのか?

後編が楽しみ過ぎる