ほんとにいた

我が家に
貴金属を売ってくれと言う人が
さっき来ました。


祖母が最近、お昼頃に
そういうのが来て困ると言ってました。

平日の昼は、家には祖父母だけなので心配でした。

そんな話をしていたので

母が対応しているのを
私は陰から覗き見していました。


関西のなまりがある、茶髪のお兄さんは
青いジャンバーを着ていました。

地面に膝をついて、母に上目遣いをして
パンフレットを広げて丁寧に説明していましたが


我が家に
そんなものはない。

と母は聞く耳もたず。


そしたらお兄さんは

またまたぁ!いっぱい持ってはりそうですよ!

みたいなことを言いました。


それを聞いた私は
またまたぁ!
と思いました。


グレーのシャツに
グレーのシャカパンはいてる
髪の毛ボサボサの、このオバはんが
貴金属なんか持っておりまへんがな。

でも母は、まんざらでもない様子で
ウフフと笑っておりました。

でも、ないものはないので
ないものは売れない。

お兄さん、しょんぼりして帰って行きました。
ちょっと気の毒になりました。


たぶん今日のお兄さんの
ひどい格好で出てきた奥さんランキング
ぶっちぎりの一位は

母だと思います。


おめでとう