ビジュアルも大事

桜が満開ですね。私は今日、びわ湖ホールと神奈川県民ホールとの共同制作オペラ、G.ヴェルディの「椿姫」を見に行ってきました。

このプロダクションは二期会が制作協力をしているので、キャストは二期会所属の歌手がほとんどですが、今日の主役・ヴィオレッタは、我らが藤原歌劇団のプリマドンナで、私にとっては武蔵野音大の先輩でもある、砂川涼子さんでした。

神奈川県民ホール、実は上野の東京文化会館より大きく、客席数2,200。歌う者にとってはなかなか手ごわい劇場です。が、そこは涼子さん。カーテンコールでは10分以上(…大げさ?)拍手が鳴り止まないほどの、素晴らしいヴィオレッタでした。

それはさておき、今日私が気になったのは、お客さんたちの会話、@休憩時間のお手洗い待ちの行列。けっこう長い間並んでいたので、前と後ろに並んでいた女性二人組の会話に聞き入ってしまいました。

「今日歌ってる○○さんって有名なの?」「すごい声量よね」「でもちょっと歳取りすぎじゃない?若い役なのに」「今度**にも出るみたいよ」「もっと若い人いないのかしら」。

「この前○○を見たんだけど、××さんっていい声だけどあの役に合わないわよね、もっと清純な感じの人じゃないと」「でも△△さんよりましじゃない?あの人太ってるもの」。

「○○さんも、最近禿げてきたわよね。あれじゃあ相手役の人も恋するの大変よねぇ。」…。

こ、こわいっす。お客様。私がいたのは3階席で、比較的安いチケットで頻繁にオペラを見てくださっているお客様の多い場所だったのではないかと推測します。

それにしても、意外なほど歌手の「見た目」に関する疑問?というか不満?というか注文?というか、感想が多く、驚きました。

もちろん、いくら舞台だからって相撲取りみたいなヒロインが肺病で死ぬなんてヘン!ということで、昨今はオペラ界でもある程度ビジュアルが要求される時代。

でも私なんか、本当にお相撲さんみたいな(失礼)カバリエのヴィオレッタにだって感動したけどなぁ。我々現代日本のオペラ歌手の力量が足りなくて、お客様の関心を歌手の見た目に逸らしてしまっているということか。反省。

何しろ今日本で最も興業的に成功している舞台と言えば、堂本光一くんの「The Shock!」でしょうからね。オペラだって麗しきジャニーズの男の子たちと張り合って、なおお客様が足を運んでくださるような魅力ある舞台を作らねばならないわけです。冗談抜きで。

カバリエみたいには歌えない私としては、心してビジュアルも磨かねば!と、決意した今日でした(笑)。











 
  • コメント(全1件)
  • Kaiser 
    3/26 18:55






    前にBelliniを紹介戴いた時、


    YouTubeで検索してて、


    イタリア・オペラ(特にsoprano)は


    こんなにvisual面


    恵まれてるのか!


    と驚きました!!


    “Norma”も動画無しだと


    Callasなのですが


    動画だとFlemingの方がイ


    んですょね!(笑)


    まぁ実際、劇場、ホールだと


    前の方の席か


    余程、目のイィ人か


    オペラグラス愛用者以外、


    体型は兎も角として


    容姿迄は判別出来無


    とは思いますけれども…
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