仮面舞踏会

上野の東京文化会館でおこなわれた、我らが藤原歌劇団の公演、ヴェルディ作曲のオペラ「仮面舞踏会」の初日を見てきました。

ドイツ代表(笑)ワーグナーが今年生誕200年なら、同い年のイタリア代表、ジュゼッペ・ヴェルディも生誕200年のメモリアルイヤーなのです。その今年、イタリアオペラを上演し続けて79年の藤原歌劇団が選んだのが、「仮面舞踏会」。

取り上げるのは27年ぶりだそうですが、前回の上演で演出を担当した粟国安彦さんのご子息が、今回演出の粟国淳さん。ローマ育ちの淳さんならではの色彩の美しい舞台で、歌手は無駄な動きをそぎ落とし、素晴らしい集中力でこの心に迫る悲劇を演じ切っていました。

特に素晴らしかったのは、ヒロインのアメーリアを演じた野田ヒロ子さん。ソプラノびいき。ドラマティックな役柄ながら、ベルベットのように艶やかで豊かなピアニッシモも聞かせてくれました。圧巻でした。

ああいうのを「ヴォーチェ・ヴェルディアーナ(ヴェルディを歌うための声)」というんだろうなぁ。「仮面舞踏会」のアメーリアや「ドン・カルロ」のエリザベッタあたりが、やっぱりヴェルディのヒロインの王道ですよね。

若干(だいぶ?)声の質的にズレている私としては、 、うらやまじい。生まれかわったら、ヴェルディ・ソプラノを通り越してバリトンになって、レナートのアリアを歌いたい(笑)。

そんな妄想はさておき、フジワラの「仮面舞踏会」、すごいです。明日も公演あります。チケットがまだあるか確認してこなかったけど、明日のアメーリアはこれまたヴォーチェ・ヴェルディアーナの廣田美穂さん。15時、東京文化会館にぜひ!!