ツタンカーメン展

  • 川越塔子 公式ブログ/ツタンカーメン展 画像1
上野の森美術館で開催中の、「ツタンカーメン展」を見てきました。エジプト考古学博物館の所蔵品が来日するのは47年ぶりで、もしかしたらもう二度と来ないかもしれない、と聞いたら、当分エジプトに行く予定はないし(笑)俄然見ておきたくなったからです。

平日でしたがとても混んでいて、12時頃チケットを買ったら、13:30〜45に来なさいという整理券をもらいました。

行列しないでゆっくりお茶なんか飲みながら待つことができて、素晴らしいシステムだ!と思いましたが、指定された時間に行ったらその時間に呼ばれた人がたくさんいるので、結局30分ほどは並びましたが。

場内もすごく混雑していて、立ち止まって一つの物をじっと見る、というのはなかなか難しい状況でした。

それでも、これが3,000年以上も昔の人々が作ったものとは信じられないような、美しいガラスの容器やラピスラズリのアクセサリーなんかを感心しながら見て、だんだん順路を進んでいくと時代がツタンカーメンに近づいてきて、品物がどんどん黄金になってきました。

ツタンカーメンのひいおばあさんの豪華な棺やツタンカーメンのお墓から出てきた黄金の装身具の数々や、胎児の時に亡くなってしまったというツタンカーメンの子ども達の小さな小さな棺、「アイーダ」にも登場する王のシンボルの笏と棹、などを興奮しつつ見て、さらにツタンカーメンの肝臓が収めてあったというカノポス容器に息を飲んで見入りました。

で。次はいよいよ、あの有名な「ツタンカーメンの黄金のマスク」と「ツタンカーメンの棺」だー!と、私のワクワクが最高潮に達したところで「この先出口、再入場できません」の看板が。

いやいやいや、そんなわけないよね。肝心なやつをまだ見てないんですから。と、「この先出口」の看板の先を凝視してみるも、本当に階段の下は出口だけ。

む?まさかとは思うが途中にあったのを私が見逃した?思わず看板の横に立っているおねえさんに訊きました。「あの、黄金のマスクは?」「今回は来日しておりません。」「!!ひ、棺は?」「そちらも今回は来日しておりません」。

がっくし。知らなかったんです…。あとで調べたら、47年前の展覧会の時は黄金のマスクも来日したそうですが、その後エジプト国外に持ち出すのは禁止になり、当然今回は来ていないし、ホームページなんかを見ればちゃんと「マスクは見られませんよー、念のため」みたいなことが書いてあります。

ですがー!今回の「ツタンカーメン展」のポスター。実際は「黄金のカノポス容器」の写真の上半身部分を切り取って拡大してあり、小さく「カノポス容器」と表記もしてあるのですが、どうも有名な「黄金のマスク」と見間違えてしまいがちなデザイン。何なら「黄金のマスクが見られる!」と勘違いしてお客さんがたくさん来るように狙ったんじゃないか、と疑いたくなってしまうほど。

そういうお客って私だけかなぁ。くー、誰も私をだましてないけど、何だかちょっとだまされたような気分になってしまい、自分を納得させるためにもう一度、順路を逆戻りして素晴らしい品々をゆっくり見直してから帰りました。

もしももしも、私と同じようにてっきり「黄金のマスク」が見られると思ってこれからツタンカーメン展に行く予定の方がいらっしゃったら、「マスク」も「棺」もありませんよ!と是非あらかじめお知らせしたいです。

それを知った上で行けば、落胆することなくそのほかの品々を十分堪能することができると思うので。

ちなみに「なんだマスクを見らいで帰れるか!」という向きには、出口にHISの仮設ブースが待ち構えていますので、その場でエジプト旅行を予約することもできます(笑)。