ラフマニノフの「晩祷」

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東京カテドラル聖マリア大聖堂でおこなわれた、東京トロイカ合唱団の公演、ラフマニノフの「晩祷」を聞きに行ってきました。

先日の「秘密の結婚」で共演した田辺いづみさんが出演なさるのでチラシをもらったら、そこに「あなたはラフマニノフの最高傑作を聴いたことがありますか?」と書いてあり、強く興味を惹かれたからです。

東京トロイカ合唱団はプロの合唱団ですが、2001年以降ひたすらこの「晩祷」だけを演奏し続け(びっくり)、今回で演奏会は19回目だそうです。

「晩祷(正確に訳すと徹夜祷、になるそうです)」は、ロシア正教で大きな祝日などの前夜に夜を徹しておこなわれる礼拝のための、15曲からなる典礼曲。

ラフマニノフと言えば「ヴォカリーズ」ぐらいしかろくに知らなかった私。第一声がカテドラルに響きわたった瞬間、全身に鳥肌が立ちました。

ラフマニノフの音楽、演奏者の力量と集中力、この曲にかける思いの強さ、(ここがローマカトリックの教会であるとしても)カテドラルという場所に宿る「祈り」の空気。すべてが一つになって、本当に崇高で感動的でした。

15曲、あっという間だったなぁ。本当に夜通し聞いていたいくらいでした。素晴らしかった。

「ハモり」とか「無伴奏」とかを何よりも恐怖している私には、あんなハーモニカみたいなやつの単音の「ドー♪」を合図に、一瞬で空間を包み込む芳醇なハーモニーをつくり出す合唱団は神に見えました。

来年は誰かを誘って、また必ず聞きに行こう。いづみさんのソロも素晴らしかった。ありがとうございました。皆さまも来年は是非(笑)。東京トロイカ合唱団、チェックしてみてくださいませ。