藤娘

  • 川越塔子 公式ブログ/藤娘 画像1
昨日、日本橋劇場にて、藤間藤朱先生の門下生の会『朱音会(あかねかい)』が無事に終わりました。

衣裳やかつらが重い、ということは前にも書きましたが、それに「チョンパ」(『藤娘』は、暗転した状態で幕が開き、若紫にとかへりのー、花をあらわす松の藤なみー、チョン、でいきなりパッと明かりが点く)の衝撃で緊張が倍増して、気がついたら手が震えていました。トホホ。

最後の方でやっと体が思うように動き始め、終わってから「今からもう一回やらせてもらえたら少しはうまく踊れるのになぁ!」という感じでした。ただでさえ下手なのにベストも尽くせないとは何事でしょう。

素人なりによく頑張った、と思えばいいのかもしれませんが、日本舞踊は私にとって二つ目の芸事なので、歌と照らし合わせて「自分がどれくらい下手か」ということがある程度想像できるんですよね。

してみると、この程度の芸でお客様の前で踊るというのがどれくらい恥ずかしいことか、少し分かってしまう感じなので、「恥をしのぶ」というハードルが増えます。

歌が同じくらい下手だった頃は、自分がどれくらい下手か知らなかったし、うんと若かったしね(笑)。もちろん、恥をしのんで舞台に立たなければ何だって上達しないわけですが。

うー。芸の道は厳しいです。収穫は「もっと踊れるようになりたい」気持ちだけは強まったことでしょうか。