10年

新国立劇場中劇場で、「高野聖」の場当たり、舞台稽古をしてきました。

アンサンブル金沢はまだ合流しておらず、今日はオーケストラピットにグランドピアノが入っての稽古です。メイクはしませんでしたが、衣裳と鬘を着けました。

ちょうど10年前の2002年4月に、私がオペラデビューしたのが、この新国立劇場中劇場の舞台でした。演目は團伊玖磨の「夕鶴」。

当時は、オペラのオーディションに受かるなんて宝くじに当たるようなものだと思っていたので、一生に一度の「思い出作り」というくらいの気持ちでつうを演じました

10年経って、同じ舞台で、奇しくも再び日本オペラのヒロインを演じることができるなんて、思えば夢のようです。うう。

私は何と幸運な歌手なのでしょう。この10年、留学や様々な経験をさせていただけたこと、たくさんの舞台に立たせていただいたこと、感謝せずにいられません。

今日この舞台に帰ってきたことは、初心忘るべからず、という歌の神様のメッセージのような気がしました。

気を引き締め直して、明日はゲネプロです!