通し稽古

今日は、22日(日)にいよいよ東京公演を迎える、池辺晋一郎作曲のオペラ「高野聖」の通し稽古をしてきました。

「通し稽古」は、劇場に入る前、稽古場での最後の仕上げに、初めから終わりまで止めずに稽古するもの。

聞くところによると、お芝居の世界ではもっと早い段階から何度も何度も通し稽古を繰り返すんだそうですが、オペラではたいてい最後に一度しかやりません。

初めて通し稽古をすると、場面転換の段取りや体力的なペース配分などで必ず新しい発見(というかむしろ意外な落とし穴…)があるものです。

が、今回の「高野聖」は金沢と高岡ですでに二度本番を踏んでいるので、そういった意味の発見ではなく、音楽的な理解がさらに深まる「発見」がいくつもありました。

オペラ歌手にとって(誰にとっても?)本番の経験は本当に宝物ですね。

しかし喜んでばかりもいられません。役が体に入り過ぎたための間違い(心情が先走ってリズムや音程が乱れる)や、明らかに油断と思われるミスも多発しました。トホホ。

私の体に根付いた「女」のキャラクターは大切に育てつつ、もう一度楽譜に立ち返って丁寧に歌いたいです。