二本立て…

年明けの私の仕事始めは、3月3日に本番を迎える「フィガロの結婚」の音楽稽古でした。

私が演じるスザンナという役は、このオペラの中で最も出番の多い役です。

「フィガロの結婚」全29曲(この時代のオペラは音楽が分かれていて曲に番号がついています)のうち14曲で歌っていて、歌っていないけど出ている曲を合わせると20曲。

噂によると、プリマドンナ役の代表のような「椿姫」のヴィオレッタや「蝶々夫人」の蝶々さんよりもスザンナの方が、歌う時間の合計が長いのだとか。おー、恐ろしい

スザンナは、音大生や研究生だった頃必死に勉強した役ですが、舞台で演じるのは初めてです。

「勉強する」ことと「舞台で演じる」こととの間には天と地ほどの差があるんですよね。その差を埋めるため、目下格闘中。

とは言え、1月22日までは「高野聖」と二本立ての日々。今は池辺晋一郎の世界とモーツァルトの世界を行ったり来たりで、スザンナの体になれるのはまだまだ先になりそうです…。