池辺節

金沢は連日雨です。ここは日本海側なのだなぁーということを実感します。もう少し寒くなると、これが雪になるのでしょうね。

一昨日まで、地元の合唱団と立ち稽古をしていました。通し稽古も2度できたし、衣装を着けての稽古もできたので、私の中では色々な問題が徐々に解決して、あとは劇場に入るだけ、という感じです。

が、その前に大切なプロセスがもう一つ。オーケストラとの音楽合わせですね。

オーケストラ合わせは今日これからの予定で、昨日は私たち歌手はオフ。でも、オーケストラの練習がおこなわれていたので、その会場へ、オーケストラの音を聞きに行ってきました。

何しろ新作初演の「高野聖」、オーケストラスコアが音になるのも初めてなので、作曲者の池辺晋一郎さんも参加して、音や音楽の意図を確認しながらの練習でした。

オーケストラ・アンサンブル・金沢(通称『OEK』または『アンかな』)は、北陸地方唯一のプロオーケストラで、金沢駅前の石川県立音楽堂を本拠地としています。

楽団設立の時期がソ連崩壊と重なったことから、旧ソ連の亡命演奏家を多く受け入れてきたそうです。その名残か、今も日本のオーケストラとしては珍しいくらい、多くの外国人の団員の方々がいらっしゃいます。

というわけで、練習はおもに英語で進められていました。日本人の作曲家の手になる、日本語のオペラ。外国人のオケの人たちは音楽をどう感じているでしょうね。機会があったら聞いてみたいです。

さて、音楽。一言で言うと、「くー、池辺先生、ドラマを分かっていらっしゃる」という感じです。いやいや、私なんかが今さら言うことではありませんが。

オーケストラだけを聞くと、全体的には、明らかにパズルのピースがいくつか足りない感じなんですよね。エンニオ・モリコーネの映画音楽と同じ。

舞台と、照明と、衣装を着けた歌手と、もちろん歌と、それが加わって初めて完成するように、注意深く計算されています。

そして要所要所、「ここぞ」というドラマの要で、出るんですねー、池辺節。大河ドラマのクライマックスシーンで流れるような、強い音楽のうねり。

ピアノ伴奏では部分的にしか分からなかった音楽の構造が、いきなり立体的に見えました。さすがだなぁ、池辺晋一郎。脱帽です。場数が違います。

当のご本人は、練習の合間に私たちのところへやって来ては、いつものようにつまらん(失礼)駄洒落を連発なさっていましたが。さらに昨日は「カリブ海ジョーク」なる小咄も出ました。

なかなかよく出来たお話だったので(笑)そのうちご披露しましょう。覚えていられるかなぁ。

とにかく、今日のオケ合わせが楽しみです。

 
  • コメント(全2件)
  • Kaiser 
    12/6 09:36





    泉鏡花で金沢


    ですか


    大変ですねぇ


    寒そ…



  •  さといも◎ 
    12/6 11:54



    がんばってくださいね(*^ω^*)
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