衣装合わせ

昨日、「高野聖」のための衣装合わせをしてきました。

着物というのは、着方で調節できる分洋服よりは寸法がアバウトなので、日本もののオペラだと、色や形について演出家と衣装家の間で合意ができてしまえば、極端な場合、衣装合わせなしでいきなりゲネプロを迎える、ということもありえます。

が、今回は是が非でも衣装合わせが必要でした。というのは、私演じる「女」が劇中で「脱ぐ」からです。

そのための、ボディスーツなるものを作っていただいたわけですね。

どんなものかというと、フィギュアスケートの女子の選手の衣装のような、肌が見えているようで出ていない、あの肌色のレオタードのような、肉襦袢?のようなもの。

もっと言うと、何年か前の紅白歌合戦にDJオズマさんが出演した時、バックダンサーの人たちが着ていて苦情が殺到したという、まるで裸のように見える、あの衣装ですね。

今日できて来たものは、本当にのっぺりとした、ただの肌色レオタード。普通の下着を着けるわけにいかないので、「ヌー○ラ」を装着して、着用します。

着てみて、衣装家も私も、…うーん。まず、思ったよりも分厚いんです。もっとストッキング(とは言わないまでも)のように薄いものを想像していたので、どうも、最近流行りの防寒肌着を着ているみたい。

分厚いので、衿ぐりの縫い目と後ろのファスナーも目立って、ますます「着てます」感、着ぐるみ感があからさまになるし、動くとシワも出て、何と言うか、興ざめなんですよね。

衣装家も演出家も、「これなら着ない方がずっと綺麗」と言い放ちましたが、着るか着ないかを決めるのは私なので、とりあえずは、もっと薄いものに作り直していただくことと、衿ぐりを切り放しにして縫い目が見えないような仕上げにしてもらうようにお願いしました。

衣装を脱ぐための衣装合わせなんて初めての経験でしたよ。さて私の肉襦袢、どうなることやら。