のび太くん、宿題は?

突然ですが、「ドラえもん」の結末をご存じですか?

実際には、特に「完結」はしていないと思うのですが、だからこそ?誰が考えたか色々なバージョンを聞いたりしますよね。

私が今までに聞いた中で一番多いのは、「本当はのび太くんは事故で意識不明で、『ドラえもん』のお話はそののび太くんが見た夢だった」というもの。

これ、聞いたことありませんか?悲しすぎるお話ですが、なんかもう、都市伝説。

でも、先日友人から聞いたバージョンは、なんとも感動的で今も思い出すと泣いてしまいそうです。

ある日、ドラえもんが故障して動かなくなってしまいます。修理するには耳の中にある部品を直さなくてはならないのだけど、ご存じの通りドラえもんには耳がない。

もう一つ直す方法があるにはあるけど、それをするとドラえもんの記憶が全部うしなわれてしまう。

それはいやだ!ということで、のび太くんは一大決心、猛勉強して科学者になります。なんとしずかちゃんと結婚もしちゃいます。

そして、来る日も来る日もドラえもんを修理するための研究を続けて、ついにある日、ずっと誰も入れなかった研究室にしずかちゃんを招き入れ、ドラえもんのスイッチを入れるのです。すると…

「のび太くん、宿題は?」

うううー(涙)。誰ですか、こんな素敵なお話を考えたのは。思い出し笑いはよくあるけど、「思い出し泣き」っていうのはなかなかありませんよね。

ちなみにドラえもんはイタリアでもテレビで放送されていました。

畳のお部屋で寝起きしてランドセルを背負って学校に行く、のび太くんたちのような古きよき日本の小学生が、吹き替えでイタリア語をペラペラ話していて、見ているとおかしいです。

イタリア語版の主題歌も、「ターラララララ、ドラえもんドラえもん♪」(←文字だとメロディーが伝わらなくて残念)という曲なんだけど、「ドラえもんドラえもん」の部分が妙に字余りで落ち着かない感じ。

「ドラえもん」という単語の、何というか音節数の捉え方?が日本人と違うのでしょうね。

でも一番違和感があるのはドラえもんの声。大山のぶ代さんのような絶妙なだみ声の声優さんがイタリアにはいなかったようで、男の人がドラえもんを演じています。

だからドラえもんの、あの母性愛のようなもの?(しょうがないなぁ、と言いつつちゃんと助けてくれる感じ)が出なくて、ただのおっさんみたいなんですよね。

何にせよ、日本の漫画が世界中で見られているのは嬉しいですが。「のび太くん、宿題は?」でこんなに何度でも泣けるって、…私も歳をとったのかしら。