突入しました

「高野聖」昨日から立ち稽古です。やはり暗譜は追いついていませんが…、気合いを入れてバッチリ着物を着て、稽古場にのりこみました。

今回の演出家、小田健也さんは、オペラ「夕鶴」の初演当時から関わっていらっしゃる(と言えば年代が推察できるでしょうか)大御所です。「高野聖」をオペラ化するに当たり、泉鏡花の小説から台本を起こしたのも小田先生ご本人です。

「高野聖」のオペラ化は、小田先生にとっても作曲家の池辺晋一郎さんにとっても、長い間の念願だったそうです。

それならば、もともと話し好きの小田先生のことでもあるし(うふ)、稽古初日は、作品の解説や演出コンセプトの説明などで、たくさん時間がかかるのではないかと、私は勝手に予想しておりました。

ところがどっこい(古い!)、舞台監督さんから舞台装置の説明があったと思ったらもういきなり、音を出してのバリバリの(笑)立ち稽古に突入しました。

我々歌手が「体で暗譜する」ためにも、だいたいの動きを先に渡しておいたほうがよいとお考えになったのかもしれません。

とにかく、ガンガン進む、進む。今日の合計6時間の稽古で、最後の「女」のアリアの前までの場面は、もうほとんど動きがついてしまいました。

そして、私演じる「女」は、とにかく脱ぐ、脱ぐ(笑)。いやもちろん、原作も読んだし、台本にも「女、上半身をあらわにして」とか「前をはだけて」とか、それらしいト書きがいっぱいあることには、私も気づいていましたよ。

が、実際に動きがついてみると、本当なんだ…!という感じで軽くショックです。キッチリ着込んだ着物はまったく無意味でした。とほほ。

脱ぐは脱ぐでもどういう見せ方にするか、というのが、これからの小田先生と私との攻防戦です(笑)。

どうなることやら、どうぞお楽しみに。私も楽しみです。