Mettere in Corpo

日本舞踊では、目下「藤娘」をお稽古中です。日本人なら誰でも題名ぐらいは知っている、「藤娘」。藤娘のお人形はだれかのお家で見たことあるし、最近は「藤娘キティ」もあるらしいです。

だから、「藤娘」を踊らせていただけるのは、たとえば歌の勉強をしていて、初めて「椿姫」のアリアをもらった時のような、「うわー、あの有名な曲だ」という、いかにも素人っぽい喜びがあります。うふ。まぁ正真正銘、素人ですし。

今日は、「松を植よなら」という、終盤のとても速い部分の振りをつけていただきました。「手踊り」というのだそうですが、すごく短い曲なのに手順がいっぱい。まじめにやってんのか!と自分にツッコミを入れたくなるほど、冗談みたいについて行けません。トホホ。

お稽古が終わっての、師匠の藤三郎先生のお言葉。「今は体がついて行かないけど、稽古を重ねるとこの振りも速く感じなくなる、そういう体になるんです」。

な、なるほどー!「メッテレ・イン・ゴーラ」ならぬ「メッテレ・イン・コルポ」(ゴーラは喉でコルポは体ね)ではありませんか。

洋の東西を問わず、芸事の根底に流れるものは同じ、ということでしょうか。いやともかく、日々の鍛練が物を言う、というのは歌で身に染みていること。

私の場合、踊りは、経験から言っても、元々の素質から言っても…、メッテレ・イン・コルポするには歌の何倍も時間がかかります。

せっかくもらった「藤娘」。踊れる体になるまでしつこくお稽古します。

 
  • コメント(全1件)
  • _〇 ̄ 
    10/6 00:36

    藤娘キティ切手がありまし
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