カッペッラ

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お彼岸ですね。「暑さ寒さも彼岸まで」とか言いますが、本当にようやく秋めいてきました。

この連休でお墓参りをする方も多いと思いますが、イタリアのお墓の話。

イタリア語でお墓は「トンバ」(昔アルベルト・トンバっていうスキー選手がいましたよね。考えてみたらスゴイ名字だ)。墓地のことを「チミテーロ」(英語風に言えばセメタリー?)と言います。

墓地の近くに必ずお花屋さんがあったりするのは日本と同じですが、日本と違うなぁと思うのは、墓地にズラッと小さなお家のようなものが建っているところ。

もちろん地面に直接墓石が立っているタイプのお墓もたくさんあるのですが、この小さな建物は家ではなく、カッペッラ(英語で言うとチャペル)といって、小さな礼拝堂です。

イタリア人にとって最も名誉あるのは、教会の中に埋葬されること。観光なんかで教会に行くと、偉人とか有名人とか聖職者とかのお墓がありますよね。生前の功績とか教会への寄付金の額とか?によって、選ばれし人々は教会に埋葬してもらえるらしいです。

でもほとんどの人はそれは叶わないので、次にお金があったり信心深かったりする人々が、このカッペッラを建てるわけですね。

各家族ごとに思い思いのデザインになっていて、そう極端に大きいものはありませんが、お家によってすごく豪華だったりシンプルだったり。

ちなみに写真はサンタマルゲリータ・リグレにある私の師匠のパスティネ家のカッペッラ。

中に入ると、本当に教会のように正面に十字架があって祭壇があって、両側に、亡くなった家族の柩がおさまっています。

最近はスペースの問題なのか、イタリアでも火葬が増えているみたいですが、写真を石に焼き付けたものが柩に埋め込んであるので、お参りに行くと顔を見ることができます。会ったことのないマエストロのお母さんやお兄さんの顔も、私はお墓の写真で知りました。

普通にイタリア旅行に行って、墓地を訪れることはないかもしれませんが(笑)、ずらりと並んだカッペッラは外から鑑賞するだけでもなかなか興味深いです。

教会の裏手が墓地になっていたりするところもあるので、もし機会があったら見てみてくださいねー。

 
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